カジノを含むＩＲ（統合型リゾート施設）の誘致を表明した横浜市がきのう、市民説明会を行った。
これまでカジノ誘致については「白紙」としていたが、一転、誘致を表明。
経済効果などが期待される一方で治安の悪化やギャンブル依存症などへの不安の声があがってきた。
ＩＲはカジノをはじめホテルやショッピングセンターなど様々な施設を複合的に展開した観光施設。
市長のもと山下ふ頭エリアでハーバーリゾートとして再開発するプロジェクトが進んでいたもののカジノは含まれていなかった。
ことし８月、カジノを含むＩＲの誘致を表明。
山下ふ頭は元町中華街駅から徒歩５分。
横浜中華街や赤レンガ倉庫など観光地にも近い。
ここにカジノを誘致することで年間２０００万人から４０００万人の訪問者を見込む。
カジノ誘致に立候補しようとしているのが、大阪府と大阪市、和歌山県、長崎県。
東京都、千葉市、名古屋市も誘致を検討。
林文子市長は「決断の背景にあるのは横浜の将来への強い危機感」。
横浜市人口構成の推移。
生産年齢人口が減少している。
カジノなどで大きな経済効果が期待できるという。
横浜市の弱点は都心からのアクセスが良いため、観光客の８割以上が日帰りのため宿泊客が少ない。
経済効果。
ＩＲ市民説明会、横浜市中区山下ふ頭の映像。
映像提供：横浜市。
税収、社会保障費、財政に言及。