中国の科学者たちは、過去6年間にわたり、コロナウイルスを含む生物・遺伝子兵器を使った第三次世界大戦の準備をしていたことが、米国務省が入手した文書により明らかになった。
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『デイリーメール』や米
『IBタイムズ』によると、米国務省が入手した資料は、中国政府がコロナウイルスの軍事的可能性を2015年という早い時期から検討していたことを明らかにしたという。
人民解放軍の科学者や保健当局が作成したこの資料は、豪紙「ザ・オーストラリアン」で詳細に報じられ、「これまでにない方法で」様々なウイルスを操作し、武器を作ることを模索している内容となっている。
中国の科学者らは、化学兵器と核兵器がそれぞれ使われた第一次、第二次世界大戦とは異なり、第三次世界大戦は「生物学的なものになるだろう」と主張している。...
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『デイリーメール』や米
『IBタイムズ』によると、米国務省が入手した資料は、中国政府がコロナウイルスの軍事的可能性を2015年という早い時期から検討していたことを明らかにしたという。
人民解放軍の科学者や保健当局が作成したこの資料は、豪紙「ザ・オーストラリアン」で詳細に報じられ、「これまでにない方法で」様々なウイルスを操作し、武器を作ることを模索している内容となっている。
中国の科学者らは、化学兵器と核兵器がそれぞれ使われた第一次、第二次世界大戦とは異なり、第三次世界大戦は「生物学的なものになるだろう」と主張している。また、日本に投下された2つの原子爆弾が日本を降伏させ、第二次世界大戦を終結させたという研究結果を参照し、第三次世界大戦では生物兵器が「勝利のための中核兵器」になると主張している。
また、資料には、生物兵器を放出して最大の被害をもたらすための理想的な条件も記されている。生物兵器による攻撃は、晴れた日に行うと、強い日差しで病原体がダメージを受け、雨や雪の日はエアロゾル粒子の影響を受けるため、夜間や明け方、夕暮れ、曇りの日など、「風向きが安定していて、エアロゾルが標的地域に浮遊できる状態」で放出する必要があると説明されている。一方で、このような攻撃を受けた場合、病院での治療を必要とする患者が急増し、「敵国の医療システムが崩壊する可能性がある」とも指摘されている。
なお、資料は「他の科学分野の発展に続き、生物製剤の運搬にも大きな進歩が見られた」と指摘しており、「例えば、微生物を凍結乾燥できることが発見されたことにより、攻撃時にエアロゾル化した生物兵器を散布することが可能になった」としている。
化学兵器の専門家であるハミッシュ・ド・ブレトン・ゴードン氏は、「中国政府は、そのような実験が行われた可能性のある研究所を規制し、取り締まろうとするすべての試みを阻止した」と述べている。
英国のある政府高官は、中国の習近平国家主席に近い人々の意図について「大きな懸念を抱かせる」と述べ、中国の研究所での活動に対する規制が不十分であることへの懸念を示した。
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