郵便事業を営む英国のロイヤルメール社は今週から、郵便局員が大型無人航空機(UAV)を使って、従来のサービスでは配達に時間がかかるシリー諸島の最も遠隔地への配達を試験的に開始する。
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『ガーディアン』によると、無人機を使った配達は、最も孤立した住民らに小包を配達するためのもので、マスクやテストキットなど、新型コロナウイルス対策のための用品を重点的に配達するという。ロイヤルメールによれば、無人機による離島への定期的な配達サービスは、英国の宅配サービス会社として初めての試みになるという。
本土から島の遠隔地への定期便は、政府が資金を提供し、サウサンプトン大学とドローン企業数社を含むコンソーシアムが、1カ月間にわたって試験的に実施される。...
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『ガーディアン』によると、無人機を使った配達は、最も孤立した住民らに小包を配達するためのもので、マスクやテストキットなど、新型コロナウイルス対策のための用品を重点的に配達するという。ロイヤルメールによれば、無人機による離島への定期的な配達サービスは、英国の宅配サービス会社として初めての試みになるという。
本土から島の遠隔地への定期便は、政府が資金を提供し、サウサンプトン大学とドローン企業数社を含むコンソーシアムが、1カ月間にわたって試験的に実施される。
英国のウィンドレイサーズ社が製造した双発の大型無人航空機(UAV)が、本土からセント・メアリーズ島の空港まで荷物を運ぶ。その後、垂直方向に離着陸できる小型のドローンが、コーンウォール沖の島々の間を飛行し、各島々に住む受取人に荷物を届ける。UAVは、遠隔地の人々に物資を届けるために設計されたもので、霧などの悪天候でも飛行が可能だという。また、一般的な宅配便に相当する100kgまでの郵便物を運ぶことができる。
今回の実験では、本土からマスクや検査キット以外にも、小売店からのオンライン注文など、その他の小包も運ぶ予定となっている。
ロイヤルメールは、このプロジェクトが成功すれば、より遠隔地への配達を支援するために、この技術を郵便ネットワーク全体に導入することを検討することを明らかにしている。
プロジェクトに参加しているシリー諸島の郵便局員であるエイミー・リチャーズは、「島々には人里離れた地域があり、そうした地域に届けるための素晴らしい方法」だと述べている。
ロイヤルメールは昨年12月、スコットランドのマル島にある遠隔地の灯台にドローンを使って初めて小包を届けている。同社は、ドローンを使った郵便物の配達について、今後数カ月のうちに島の住民との協議を開始する予定だという。
英『スカイニュース』によると、ロイヤルメールの最高商務責任者(CCO)であるニック・ランドンは、「これは、最高かつ最も革新的な技術を当社のネットワークに取り入れるという、当社の継続的な取り組みの一環だ」と述べ、「パンデミックが始まって以来、小包の量が大幅に増加している。今回の試みは、二酸化炭素の排出量を削減しながら、すべてのお客様に迅速で便利なサービスを提供するために、郵便局員を支援する方法の一つにすぎない」と説明している。
レイチェル・マクレイン運輸相は、「英国は航空分野の革新に関してはすでに世界的なリーダーであり、本日の発表はロイヤルメールにとって胸を躍らせる前進だ。」とコメントしている。
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