デンマーク保健衛生当局は、4月14日水曜日に副作用を理由にアストラゼネカ社のワクチン使用を停止することを発表した。なお、副作用を引き起こす頻度は低いものの、重症化することを懸念してこのワクチン使用を停止することを発表した。
なお、同国では3月11日にアストラゼネカ社のワクチン使用で凝血や血小板減少や出血症状が報告され、ノルウエーと共に1か月間同社のワクチン使用を一旦中断していた。
さらにデンマークではアストラゼネカ社のワクチン接種を受けた15万人の中で2人に重症の血栓疾患の副作用が出て、その中で1人が死亡した。...
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デンマーク保健衛生当局は、4月14日水曜日に副作用を理由にアストラゼネカ社のワクチン使用を停止することを発表した。なお、副作用を引き起こす頻度は低いものの、重症化することを懸念してこのワクチン使用を停止することを発表した。
なお、同国では3月11日にアストラゼネカ社のワクチン使用で凝血や血小板減少や出血症状が報告され、ノルウエーと共に1か月間同社のワクチン使用を一旦中断していた。
さらにデンマークではアストラゼネカ社のワクチン接種を受けた15万人の中で2人に重症の血栓疾患の副作用が出て、その中で1人が死亡した。
アストラゼネカ社のワクチン使用を停止した国は、欧州諸国の中ではデンマークが初めてとなる。
EUの医薬品庁(EMA)や世界保健機関(WHO)のアストラゼネカ社のワクチンに関する見解では低い確率でリスクはあるものの薬効に関しては優れていつので、継続使用を推奨している。 しかしデンマーク保健局のソレン・ブロストローム長官は、「デンマークでは今後、ワクチン接種キャンペーンをアストラゼネカ社のワクチン抜きで行う。」と記者会見で語った。
デンマークの保健機関によると、すでに15万人近くがアストラゼネカ社のワクチンの1回目の接種を完了しているが、2回目に接種は他社のワクチンで行うことを予定しているという。
デンマークではアストラゼネカ社のワクチン使用停止により、16才以上の国民へのワクチン接種完了を7月までとしていたスケジュールが3週間遅れるという。
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