【Globali】
WHO事務局長;新型コロナウィルス用ワクチン配布の不公平でモラル崩壊と警鐘【米・英国メディア】12月10日付GLOBALi「国連事務総長;“ワクチン・ナショナリズム”を非難」で報じたとおり、アントニオ・グテーレス国連事務総長(71歳、ポルトガル元首相)が、新型コロナウィルス(COVID-19)用ワクチンについて、裕福な一部欧米諸国による「ワクチン・ナショナリズム」(自国民優先の接種政策)を強硬に非難した。そしてこの程、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長(55歳、エチオピア元保健相、外相)も、COVAXファシリティ(注後記)の意図に反して、一部の富める国のみでワクチン接種が行われ貧困国に全く回らず、結局COVID-19防疫に余計な犠牲と時間がかかってしまうと警鐘を鳴らした。一方、COVID-19対応を検証する独立調査パネルは、中国及びWHOの初期対応の遅れを厳しく指摘している。
1月18日付米『ボイス・オブ・アメリカ』:「WHO事務局長:COVID-19用ワクチン配布で世界が“モラル崩壊”の瀬戸際と警鐘」
WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は1月18日、COVID-19用ワクチンの不公平配布がまかり通り、世界は“モラル崩壊”の瀬戸際となっていると警鐘を鳴らした。 同日にWHO本部のあるジュネーブ(スイス)で開催された、WHO執行理事会の席上発言したもので、同事務局長は、“これまでに49ヵ国の裕福な国で、3,900万回分以上のCOVID-19用ワクチン接種が行われているが、貧困国に配布されたのは25回分、2,500万回でも2万5千回でもなく、たった25回分のみだ”と訴えた。...
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