イラン政府の公式発表によると、数週間前に1日当たりのコビッド19による死亡者数が500人出ていたのが、現在100人以下に減少し、感染拡大防止に一応成功しているという。
ハーメネイー師は、「1日で4000人もの死亡者が米国では出ているが、自国のファイザーのワクチンを使っていれば死者の数を抑えられたはずだ。」と皮肉を込めて語った。」 さらにハーメネイー師は、米国や英国のコビッド19感染が収まらないことを根拠にして両国のコビッド19ワクチンを信用できないと付け加えた。...
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イラン政府の公式発表によると、数週間前に1日当たりのコビッド19による死亡者数が500人出ていたのが、現在100人以下に減少し、感染拡大防止に一応成功しているという。
ハーメネイー師は、「1日で4000人もの死亡者が米国では出ているが、自国のファイザーのワクチンを使っていれば死者の数を抑えられたはずだ。」と皮肉を込めて語った。」 さらにハーメネイー師は、米国や英国のコビッド19感染が収まらないことを根拠にして両国のコビッド19ワクチンを信用できないと付け加えた。
イランの幾つかのメデイアは、米国や英国のワクチン製造企業に対して懐疑的で、自国以外の人たちにワクチンを投与させて効果をテストしたいと考えているのではないかと論評している。
このようなイラン国内での米国や英国のコビッド19ワクチンに対する批判を余所にしてイラン政府は世界保健機関(WHO)のコバックス(WHOによるワクチン共有による供給計画)に対し、1700万本のコビッド19ワクチンを注文している。コバックスから供給されるワクチンの製造元は明らかではないが、中国産、ロシア産もしくはインド産の場合が考えられる。
一方、イランでは国産で最初のコビッド19ワクチンの臨床試験を開始し、さらに2番目のワクチン製造法に関してキューバと共同開発を開始したという。
しかしイランの国産ワクチンの量産化には数か月の時間を要するものと予想される。
なお、日本の国産ワクチンの開発、臨床試験および量産体制はどうなっているのか気になるところである。
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