ペンス米副大統領は6日に開催される議会で、上院議長として、大統領選の選挙人投票と、バイデン次期大統領の認定を行う予定だが、敗北を認めないトランプ大統領から、役割以上の行動が期待されているという。
1月5日付米国
『ABC11』(AP通信引用)は「選挙人投票集計を巡り、トランプか憲法かで揺れるペンス」との見出しで以下のように報道している。
ペンス氏は次々巻き起こる状況下で、前例なきリーダーを支えるトランプ大統領の最も忠誠な兵士であった。
だが今、バイデン就任阻止の最後の砦となる水曜の選挙人選挙集計を統括する立場で、最もおぼつかない状況となっている。最終集計で、過半数の票を発表するのは同氏の役目となる。...
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1月5日付米国
『ABC11』(AP通信引用)は「選挙人投票集計を巡り、トランプか憲法かで揺れるペンス」との見出しで以下のように報道している。
ペンス氏は次々巻き起こる状況下で、前例なきリーダーを支えるトランプ大統領の最も忠誠な兵士であった。
だが今、バイデン就任阻止の最後の砦となる水曜の選挙人選挙集計を統括する立場で、最もおぼつかない状況となっている。最終集計で、過半数の票を発表するのは同氏の役目となる。
だが、ペンスの(反トランプの)違反行為はあくまで形式的な役割だが、この機会を使い激戦州の有権者の意思を覆すことを期待する大統領や支持者から大きな圧力をかけられている。
同日付米国『ウォール・ストリート・ジャーナル』は「トランプが抗戦する中、バイデンの選挙結果認定を巡りペンスがジレンマに直面」との見出しで以下のように報道している。
ジョージア州の集会で、5日の上院決選投票を前に、トランプ大統領はペンス副大統領は「素晴らしい人だが、私の期待に沿えないのであれば、彼のことをこれまでのようには好きでなくなる」との政治的メッセ―ジを送った。
月曜夜からの二日間は、ペンス氏にとって忠誠な副大統領としての過去4年で最大の政治タスクとなる。水曜、議会の合同会議を開催し、民主党のバイデン次期候補の当選が確定されるが、トランプは選挙結果の受け入れを拒否しており、一部の議員は州の選挙結果に異議を唱える予定である。火曜トランプは、「副大統領には不正に選ばれた選挙人を拒否する権限がある」と更なるプレッシャーをかけているが、州の結果は確定し、副大統領には変える権限はない。
上院議長としてのペンスの役割は概ね形式的なものだが、大統領の熱心な支持者はもっと強い行動を求めている。
自身の政治家としての未来を意識し、ペンス氏は彼の立場での憲法上要件と、トランプの大きな期待を懸念。大統領の圧力で共和党内に広がる分断に飲みこまれ、複雑で難しい立場にある。
ペンス氏は、上院議員との調整を図りながら、法を再考し、専門家の意見を聞いている。ペンスのチームは既に状況への対処に動いており、マーク・ショート首席補佐官は、先週の一部共和党議員の選挙反対姿勢を受けて、副大統領は「法の下に異議を唱える権限を行使し、証拠を導きだそうとする」この動きを歓迎するとの声明を出している。
一方、ペンス氏の側近は不満をためており、誰もが満足しない状況に置かれているが、ペンス氏はいつもバランスを取った行動をするという声もある。2024年にトランプ氏が大統領選挙に出馬しないなら、ペンス氏が共和党候補となる可能性が最も高い人物となる。
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