トランプ米大統領が、ツイッターやフェイスブックに映像を投稿し、バイデン氏が勝利した選挙の不正を改めて訴えた。各メディアは、大統領は大規模な選挙不正があったとの陰謀説と根拠のない主張を続けていると報じている。
12月2付
『AP通信』は「映像でトランプが改めて選挙の不正を主張」との見出しで以下のように報道している。
トランプ大統領は、ホワイトハウスの演台から、46分に及ぶ演説で、バイデン勝利の結果を批判し、勝利したのは自分だと次々と根拠のない主張を繰り返した。この演説はソーシャルメディアのみで告知し、観客なしで行われた。大統領職で、「最も重要な演説であろう」と述べたが、概ね同じような誤情報と過去1か月続いた不正選挙の主張の繰り返しとなった。...
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12月2付
『AP通信』は「映像でトランプが改めて選挙の不正を主張」との見出しで以下のように報道している。
トランプ大統領は、ホワイトハウスの演台から、46分に及ぶ演説で、バイデン勝利の結果を批判し、勝利したのは自分だと次々と根拠のない主張を繰り返した。この演説はソーシャルメディアのみで告知し、観客なしで行われた。大統領職で、「最も重要な演説であろう」と述べたが、概ね同じような誤情報と過去1か月続いた不正選挙の主張の繰り返しとなった。
議会の共和党へ選挙結果の認定阻止を迫ることを含め、トランプがバイデン勝利を覆すキャンペーンをどこまでやるのか疑問が浮上する。演説ではこの抵抗を「私に投票した7400万人の国民のみだけでなく、米国が選挙への信頼をもてるようにするため、そして未来の選挙のためだ」とした。
投稿されてから約1時間で、トランプの映像はFacebookで数十万回視聴され、6万人がシェアした。Facebook、ツイッター共にトランプの主張には警告が付けられた。トランプは、激戦州での選挙結果を覆すことを求めているが、最高裁に行く可能性は低い。
同日付米国『USA Today』は「46分の映像でホワイトハウスからトランプが再び根拠のない選挙主張」との見出しで以下のように報道している。
11月3日にバイデン次期大統領が勝利してから約4週間、トランプ大統領は大規模な選挙不正があったとの陰謀説と根拠のない主張を続けている。
予告なくソーシャルメディアに投稿された演説の映像は。ホワイトハウスのディプロマティックルームで撮影され、公式の形をとっていたが、トランプの言葉は、一連のSNS投稿同様に、敵と捉えているメディア、選挙当局、政権内部でさえも批判するものだった。
この映像はパー司法長官が「司法省が不正投票の証拠を確認できなかった」と述べた翌日の投稿となった。トランプ氏の主張は、ほぼ、これまでの弁護団の主張と同様の内容を繰り返したものだった。最低1件でも訴訟を最高裁に持ち込むことを希望しているが、選挙結果には影響を与えられないだろう。
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