トランプ大統領は、大統領専用機エアーフォース１機内での記者会見で「従来の参加国のみでG7サミットを開催するのは、現在の世界情勢に対する適確な議論や決定を行う上であまり意味がない。　そのため、ロシア、韓国、オーストラリアおよびインドの4カ国の首脳を新たに招待し、拡大G7を秋に開催したい。...

トランプ大統領は、大統領専用機エアーフォース１機内での記者会見で「従来の参加国のみでG7サミットを開催するのは、現在の世界情勢に対する適確な議論や決定を行う上であまり意味がない。　そのため、ロシア、韓国、オーストラリアおよびインドの4カ国の首脳を新たに招待し、拡大G7を秋に開催したい。」と語った。

なお、トランプ大統領によると、拡大G7の開催時期は、9月の国連総会の前後もしくは、自ら再選を目指している11月の大統領選挙後になる可能性もあると述べた。

さらに、トランプ大統領は、拡大G7に関しては、新たに招待する４カ国政府には、すでにサミットの議題を送ったと説明した。

なお、G7各国の首脳からの意見も寄せられていて、ドイツのメルケル首相は、コビッド－19感染時期での航空機での移動を拒否しており、仏のマクロン大統領は、参加可能だが、7カ国首相の全員参加を条件としている。

カナダのトルドー首相は、G7参加については専門家の意見を聞いてから判断するとしている。

G7の開催の時期は、今後の世界的なコビッド－19感染の終息状況や米国大統領選挙の時期に大きく左右されるものと考えられる。