新型コロナウイルスの感染者が3万人に近くにのぼるフランスでは、今月17日より新型コロナウイルスの感染防止のため、外出禁止措置がとられている。多くの市民が自宅にとどまる中、これまで225,000人以上の人が外出禁止措置に違反していたことが分かった。
『AFP』によると、フランス全土で生活必需品の買い出しなど必要不可欠な理由以外の外出が禁止されている中、カスタネール内相が26日、これまでに225,000以上の人が違反したために罰金が科せられたと発表した。
フランスの警察は、外出禁止措置開始の17日以来、全土で10万人以上の警察を取り締まりに当たらせている、これまでに約370万件分の街頭での聴取が行われたという。同内相は、罰金を科す、あるいは制裁措置を科すことが目的ではなく、人々を保護するためにこうした活動を実施していると強調した。...
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『AFP』によると、フランス全土で生活必需品の買い出しなど必要不可欠な理由以外の外出が禁止されている中、カスタネール内相が26日、これまでに225,000以上の人が違反したために罰金が科せられたと発表した。
フランスの警察は、外出禁止措置開始の17日以来、全土で10万人以上の警察を取り締まりに当たらせている、これまでに約370万件分の街頭での聴取が行われたという。同内相は、罰金を科す、あるいは制裁措置を科すことが目的ではなく、人々を保護するためにこうした活動を実施していると強調した。
『フランス アンフォ』によると、フランス政府は国民に対し、外出禁止措置への協力をさんざん呼び掛けたにもかかわらず、不要な外出をする人がまだ多すぎるとして、違反者への罰則を強化した。22日以降、違反者への罰金は135ユーロ(約1万6千円)となり、15日以内に再び違反した場合は、1,500ユーロ(約17万円)、さらに30日以内に4回以上違反を繰り返すと、軽犯罪にあたるとして6ヶ月の禁錮刑に加え、3,700ユーロ(約43万円)の罰金を科すとした。
『ラプロヴァンス』によると、取り締まりが強化されている中、保養地・観光都市としてフランスの南にあるニースやカンヌなどでは、人が集まる街中にドローンを飛ばし、スピーカーを通して外出禁止措置への協力を呼び掛けているという。
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