銃乱射した容疑者は、トビアス R(43才)で極右派グループに傾倒していたが、警察当局には、その存在を知られていなかったという。
警察が自宅を捜査したところ、銃乱射した容疑者と母親の死体が横たわっていたという。自宅には、許可済みの数丁の銃が保管されていた。この事件で使用した車には、銃の大量の弾薬が積まれていた。
水曜日の23:00には、銃乱射容疑者の捜索がヘリコプターを使って開始され、
木曜日早朝3:00には、幾人かの目撃者の証言で、容疑者の住居が割り出され、警察隊が奇襲をかけたところ、自殺した容疑者とその母を発見した。...
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銃乱射した容疑者は、トビアス R(43才)で極右派グループに傾倒していたが、警察当局には、その存在を知られていなかったという。
警察が自宅を捜査したところ、銃乱射した容疑者と母親の死体が横たわっていたという。自宅には、許可済みの数丁の銃が保管されていた。この事件で使用した車には、銃の大量の弾薬が積まれていた。
水曜日の23:00には、銃乱射容疑者の捜索がヘリコプターを使って開始され、
木曜日早朝3:00には、幾人かの目撃者の証言で、容疑者の住居が割り出され、警察隊が奇襲をかけたところ、自殺した容疑者とその母を発見した。
トビアス Rは、犯行を正当化する24ページからなる手紙とビデオを残しており、いずれも人種差別的な、獅子滅裂で漠然とした内容であったという。
なお、ドイツの反テロ対策検察当局は、この事件と極右派グループとの関係について詳しい調査を開始した。
メルケル首相は、木曜日の朝、人種差別者による今回の銃乱射事件について、「人種差別や、憎しみはドイツ社会の“毒”であり、2000年代初めのネオ・ナチ党(NPD)の活動以来、社会にはびこっている、」と非難した。
2015年のメルケル首相の移民100万人をドイツに受け入れる政策により、極右派のテロ活動が活発化し、4カ月前にはハルのユダヤ教会が襲撃されている。
今回の銃乱射事件も一連の極右派グループの活動の一環とみられている。
問題の根源は、東ドイツと西ドイツの統一後の両地域の経済格差が尾を引いており、平均所得の低い東ドイツ出身者が移民の流入により生活を脅かされないかとの危機感が、極右派のテロ活動につながっていると見られている。
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