安倍晋三首相は、ドナルド・トランプ大統領就任以来、“トランプのポチ”と揶揄されようと、同大統領のやることなすことに“ノー”と言わずに、むしろ賞賛してきた。同大統領のイスラム教国市民の入国禁止・難民受け入れ凍結政策(2017年)しかり、新天皇への謁見初の国賓招待、日米貿易協定締結(2019年)しかりである。かかる謙虚な対応が漸く奏功したのか、同大統領はこの程、再選に向けて選挙キャンペーンで多忙な中、今夏の東京オリンピックに参加してもよいと表明している。
2月19日付
『ロイター通信』:「トランプ大統領、今夏の東京オリンピック参加を検討」
ドナルド・トランプ大統領は2月18日、7月24日から開催される東京オリンピックに参加する意向であると表明した。
同大統領は、2028年開催予定のロスアンゼルス大会組織委員会関係者との会談の際に明らかにしたもので、もし訪日するとなれば、同大統領が最優先としている大統領選キャンペーンが一時中断されることになる。...
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2月19日付
『ロイター通信』:「トランプ大統領、今夏の東京オリンピック参加を検討」
ドナルド・トランプ大統領は2月18日、7月24日から開催される東京オリンピックに参加する意向であると表明した。
同大統領は、2028年開催予定のロスアンゼルス大会組織委員会関係者との会談の際に明らかにしたもので、もし訪日するとなれば、同大統領が最優先としている大統領選キャンペーンが一時中断されることになる。
同大統領は来週、インドを訪問予定であるが、今年に限っては、11月3日投票日となる大統領選キャンペーンに注力するため、極力外交日程を組まない意向だと伝えられている。
2月18日付『ワシントン・タイムズ』紙:「トランプ大統領、安倍首相から東京オリンピックに招待されていると明言」
トランプ大統領は2月18日、訪問先のロスアンゼルスで、自身が安倍首相から今夏開催の東京オリンピックに招待されていること、そして、まだ最終決定ではないとしながらも、招待を受けて同大会に参加すべく検討していることを明言した。
安倍首相は、同大統領のゴルフ仲間の一人であり、また、今年初めに両国間貿易協定合意に漕ぎ着けた交渉相手でもある。
同大統領の発言は、同大統領がロスアンゼルスで開催された、ロスアンゼルスオリンピック・パラリンピック組織委員会重鎮との会談後になされたものである。
なお、同大統領は当日、2028年開催予定のロスアンゼルス大会について国を挙げて“全面支援”するとの文書に署名した。
また、米国土安全保障省のチャド・ウルフ長官代行も、“連邦政府及びその他関係者とも2028年ロスアンゼルス大会成功のため支援”すると表明している。
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