米国コネチカット州で女子高校生が、陸上競技で男性としての身体面で優位性のあるトランスジェンダーの選手が大会に参加することは平等ではないと訴え、規則改正を求める訴訟を起している。
2月13日付米国
『CBS』は「コネチカット州で高校生がトランスジェンダーの女子大会への出場を拒否し訴訟」との見出しで以下のように報道している。
コネチカット州で陸上をやっている女子高校生3人の家族が、トランスジェンダーの学生の女子大会への出場禁止を求める訴訟を起した。陸上選手の学生らは、連邦裁判所に対し、同州の学内運動会議のトランスジェンダーの学生の大会参加を認めているポリシーに異議を申し立てた。...
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2月13日付米国
『CBS』は「コネチカット州で高校生がトランスジェンダーの女子大会への出場を拒否し訴訟」との見出しで以下のように報道している。
コネチカット州で陸上をやっている女子高校生3人の家族が、トランスジェンダーの学生の女子大会への出場禁止を求める訴訟を起した。陸上選手の学生らは、連邦裁判所に対し、同州の学内運動会議のトランスジェンダーの学生の大会参加を認めているポリシーに異議を申し立てた。
女子学生側の弁護士は、このポリシーは「男性としての身体的優位性により、高いレベルでの競争に参加する女性アスリートの機会を奪い、さらにその誇りを奪うもの」としている。
原告の一人は、不平等を訴える理由は「心身両面で、競技開始前から結果が見えている。ジェンダーの平等を認めることによる、生物学的な不平等さがぬぐえない。」からだとしている。
一方、同州の学校間陸上競技連合は、ポリシーは州と連邦法のもとに適切なもの」とし、差別禁止法に準拠しているとしている。米市民自由連合がトランスジェンダーの学生擁護し支援する。
今回の訴訟の対象となるトランスジェンダーの学生は、各大会で2人合わせて15タイトルを制覇している。女子学生らは、いつも彼らに負けているのだという。走るのが好きな彼女たちは、次世代のトランスジェンダーがこのような訴訟に合わずに済むよう望んでいる。
コネチカットは現在のところ、トランスジェンダーの高校選手への大会出場制限をしない17州に入る。これらの州の中には、ポリシーの変更を検討している州もある。
同日付米国『ガーディアン』は「学生の陸上選手らが、トランスジェンダーの選手らの女子競技への出場停止を訴える」との見出しで以下のように報道している。
水曜、コネチカット州で女子競技へのトランスジェンダーの学生の参加停止を求め、3名の女子高校生の家族が訴訟を起した。グラストンベリー高校2年、カントン高校2年、ダンベリー高校3年の3名。保守派団体「同盟防衛の自由」が代理を務める。
原告側は、トランスジェンダーの選手を大会に参加させると、女子学生が平等に競争し、タイトルやスカラシップを得る機会が奪われるとして反対しているという。学生は、「人生のあらゆる場面で差別を受けてきた。私たちの夢は2位や3位でなく、正々堂々平等に勝つこと。平等な機会を求めているだけなのだ」と述べている。
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