ロシアの通信規制当局はグーグルに対し、ユーチューブがロシアで起きた政治抗議デモの宣伝に利用されていたとして抗議。グーグルが対策を講じなければロシア政府への干渉、民主選挙への妨害行為とみなし、しかるべき措置を取るとしている。
8月11日付
『ロイター通信』は「ロシアが選挙デモ後、グーグルに違法イベントを宣伝しないよう要求」との見出しで以下のように報道している。
ロシア政府の通信規制当局が、グーグルに対し、ユーチューブ動画での“違法な大衆行動の宣伝”を辞めるよう要求していたという。日曜、ロシアでは8年振りに、市議会選挙で自由な選挙への取締を辞めるよう求める数万人が参加した大規模な政治抗議デモが起きた。複数のユーチューブのチャンネルがこの様子を生中継で報道した。...
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8月11日付
『ロイター通信』は「ロシアが選挙デモ後、グーグルに違法イベントを宣伝しないよう要求」との見出しで以下のように報道している。
ロシア政府の通信規制当局が、グーグルに対し、ユーチューブ動画での“違法な大衆行動の宣伝”を辞めるよう要求していたという。日曜、ロシアでは8年振りに、市議会選挙で自由な選挙への取締を辞めるよう求める数万人が参加した大規模な政治抗議デモが起きた。複数のユーチューブのチャンネルがこの様子を生中継で報道した。
監視当局によると、複数の団体が、選挙妨害などの目的のために、違法な大衆デモの情報を拡散しようと動画の通知機能などの有料機能を利用していたという。この要求に対応しない場合、当局はこれをロシア政府への干渉および民主的選挙への敵対的行為だとみなすとしている。また、イベント広告の阻止を行わなかった場合は、その詳細には触れず、ロシアは同様の対応を取るとしている。
過去5年、ロシアは検索エンジンで検察結果の一部を削除する厳格化法案を検討してきた。
昨年ロシアは検索結果から特定の結果を削除する義務に応じなかったとしてグーグルに約7600ドルの罰金を科している。同年、グーグルはユーチューブ上に知事選挙前の広告掲示禁止違反をしたロシア野党党首アレクセイ・ナバルニーを載せたことで抗議していた。
同日付カタール『アルジャジーラ』は「ロシアがグーグルに対し、ユーチューブでの違法イベントの宣伝禁止を要求」との見出しで以下のように報道している。
「複数のユーチューブチャンネルがロシア史上最大規模の抗議デモを生中継した。主催者側によると、動画の中には5万人以上が視聴したものもあったという。前回のデモと違い、今回のデモは当局が認可したものだったという。
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