‘キプロス研究所ソーラーカー・チャレンジ’と銘打って、10台のソーラーカーが参加してレースは3時間にわたって行われた。
ソーラーカーのスピードは数10km/hにもおよび、公道をバリケードで囲って造られたにわか仕立てのコースで、照り付ける太陽光のみをエネルギー源とする車でレースを競った。
レースには多くの高校生が参加し、その中にはベネチアという女子高生も含まれていた。
キプロス共和国で無公害のソーラーカーのレースが行われたことはそれなりに意味があった。...
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‘キプロス研究所ソーラーカー・チャレンジ’と銘打って、10台のソーラーカーが参加してレースは3時間にわたって行われた。
ソーラーカーのスピードは数10km/hにもおよび、公道をバリケードで囲って造られたにわか仕立てのコースで、照り付ける太陽光のみをエネルギー源とする車でレースを競った。
レースには多くの高校生が参加し、その中にはベネチアという女子高生も含まれていた。
キプロス共和国で無公害のソーラーカーのレースが行われたことはそれなりに意味があった。すなわち、この島は、車を所有する人の割合が、EU諸国の中で最も高く、EU統計局(EUROSTAT)によると、住民1000人当たり、595人が自動車を所有している。 そのため、ソーラーパネルカーなどの無公害自動車の使用は、島の環境保護の意味からも重要課題となっている。
しかしながら、2016年においては、登録された新車28,000台のうち、22台のみが電気自動車などの無公害車にとどまっている。
ベネチアの通う高校の先生の1人、タソス・ファラス氏はメカニック仲間と協力して5000ユーロ(=約60万円)のコストで80km/hのスピードまで出るソーラーパネルカーを開発している。
なお、今回のレースに参加した10台のソーラーパネルカーも8000ユーロ(=約96万円)以下のコストで製作されているという。
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