さらにアビー・アメッド首相によると、このクーデター事件で、将軍以外に数人の死亡者と負傷者が出ているという。

その後、チグレー民族解放戦線の系列にある地方テレビ局により、シアール・メコネン将軍の死亡ともう一人の軍の高官、ギゼ・アベラ氏の死亡が報じられた。...

さらにアビー・アメッド首相によると、このクーデター事件で、将軍以外に数人の死亡者と負傷者が出ているという。

その後、チグレー民族解放戦線の系列にある地方テレビ局により、シアール・メコネン将軍の死亡ともう一人の軍の高官、ギゼ・アベラ氏の死亡が報じられた。

クーデター事件は首都アジスアベバの北方に位置するアムハラ自治州の政府代表者会議の最中に起こったという。

なお、その後、23日、日曜日の朝、アムハラ自治州の特別戦闘部隊のテフェラ・マノ将軍は、今回のクーデター関係者の多くを逮捕したと発表した。

エチオピアでは2年間続いた混乱状態の末、去年4月から改革派のアビー・アメッド首相はこれまで民主化運動を強力に推し進めてきた。

首相は、反体制派のグループを合法化や、報道の自由化を推進し、人権を阻害する軍情報局関係者を逮捕している。

首相はさらに、経済革新プログラムを推し進めており、隣国のエリトリアとの紛争にも終止符を打った。

エチオピアで残された問題が部族間の抗争で、今回のクーデター事件もこれが少なからず原因しているものと見られる。