予測される海域は22,500平方キロメートルだとルイジアナ州立大学が月曜日、発表した。
その大きさはマサチューセッツ州と同じで、平均的な酸欠海域の5倍となる。
春の米国中西部での異常に多い降雨が、流れに沿った農地の肥料を洗い流し、ミシシッピ川流域を通って湾に流れ込んだことが原因だと専門家は指摘する。
肥料に含まれる栄養分が藻類のえさとなり、数を増やし、それが死んだことで海水中の酸素が分解、減少したとルイジアナ州立大学の科学者はいう。...
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予測される海域は22,500平方キロメートルだとルイジアナ州立大学が月曜日、発表した。
その大きさはマサチューセッツ州と同じで、平均的な酸欠海域の5倍となる。
春の米国中西部での異常に多い降雨が、流れに沿った農地の肥料を洗い流し、ミシシッピ川流域を通って湾に流れ込んだことが原因だと専門家は指摘する。
肥料に含まれる栄養分が藻類のえさとなり、数を増やし、それが死んだことで海水中の酸素が分解、減少したとルイジアナ州立大学の科学者はいう。
「酸素が百万分の2以下になるとエビ、カニや魚など泳げるものは、そこから泳いで逃げてしまう」とルイジアナ州立大学の海洋生態学者のナンシー・ラバレー氏がナショナルジオグラフィック誌に語った。
「沈殿物内の生物は、泳ぐことができず、絶滅する危険がある」
「強い熱帯低気圧がさらに栄養豊富な農地を洗い流したら、問題はさらに悪化するだろう」とラバレー氏はいう。
春の洪水で下水の流出、更に問題となっているとナショナルジオグラフィック誌が報じた。
アメリカ海洋大気庁の科学者は若干狭く20,280平方キロメートルと予測している。
過去最大は22,730平方キロメートルで2017年に記録された。
「今回の広い酸欠海域の主な原因は、春のミシシッピ川流域の各地での異常に多い降雨だ」とアメリカ海洋大気庁は年次「酸欠海域」予測で述べた。
対策は、肥料と流出した下水が川に流れ込むのを防ぐことだとアメリカ海洋大気庁はいう。
ミシシッピ川・メキシコ湾栄養タスク・フォースは問題を監視し、流入量減少の目標を設定ている。
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