司法省の声明によると、日曜日夜発生した暴動で5人の受刑者と3人の看守がイスラム国メンバーにより殺害された。
刑務所は首都ドゥシャンベの東17㎞のヴァフダートにあり、受刑者1,500人を収容している。
イスラム国のメンバーが最初に看守3人を刺し、それから他の受刑者を脅すために5人の受刑者が刺されたという。
その後イスラム国のメンバーらは刑務所の医療施設に放火し、他の受刑者を人質に取った。...
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司法省の声明によると、日曜日夜発生した暴動で5人の受刑者と3人の看守がイスラム国メンバーにより殺害された。
刑務所は首都ドゥシャンベの東17㎞のヴァフダートにあり、受刑者1,500人を収容している。
イスラム国のメンバーが最初に看守3人を刺し、それから他の受刑者を脅すために5人の受刑者が刺されたという。
その後イスラム国のメンバーらは刑務所の医療施設に放火し、他の受刑者を人質に取った。
報復行動の末、メンバーの24人が死亡し、他25人が逮捕された。
人質は解放され、刑務所に戻された。
タジキスタン当局は暴動の首謀者の中に、前のタジキスタン特殊部隊長の20歳の息子がいることを確認した。この特殊部隊長はシリアのイスラム国指導部の一員となったが、2017年9月に殺害された。
2018年11月、イスラム国が犯行表明した別の暴動が、北東部の住民70万人のホジェンドであり、26人が殺害された。
暴動は前イスラム国メンバーが大量脱走を目論み、起こしたものだった。
アフガニスタンと国境を接する人口850万人のタジキスタンは、ソ連崩壊後の1991年に独立を勝ち取って以来、深刻な衝突に悩まされてきた。
1990年代、イスラム教徒を含む反抗グループが政府に対し起こした5年に亘る内戦により数万人が死亡した。
イスラム教主流の同国当局によると、2015年亡命した警察高官を含め、近年、千人以上のタジク人がシリアおよびイラクのイスラム国に加わっている。
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