5月18日付
『Foxニュース』(
『AP通信』配信):「米政府、イランとの緊張が高まる中、ペルシャ湾上空飛行の民間機に“(軍用機と)誤認される”恐れがあると注意喚起」
米連邦航空局高官は5月18日、米・イラン間の緊張が高まる中、ペルシャ湾上空を飛行ルートとする民間航空機に対して、“軍用機と誤認されて”攻撃される恐れがあるので注意が必要と警告した。
先週半ば、イラン政府が支援するイスラム教シーア派の民兵組織がイラク駐留米軍基地の近くにロケット砲を配置したという、米国防総省が掴んだ情報に基づいて注意喚起したもの。...
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5月18日付
『Foxニュース』(
『AP通信』配信):「米政府、イランとの緊張が高まる中、ペルシャ湾上空飛行の民間機に“(軍用機と)誤認される”恐れがあると注意喚起」
米連邦航空局高官は5月18日、米・イラン間の緊張が高まる中、ペルシャ湾上空を飛行ルートとする民間航空機に対して、“軍用機と誤認されて”攻撃される恐れがあるので注意が必要と警告した。
先週半ば、イラン政府が支援するイスラム教シーア派の民兵組織がイラク駐留米軍基地の近くにロケット砲を配置したという、米国防総省が掴んだ情報に基づいて注意喚起したもの。
また、同高官は、同空域飛行中に“何の前触れもなしに”ナビゲーション計器や通信機器が妨害される恐れがあるとも付言した。
トランプ政権は今月上旬、米艦船及び爆撃機をペルシャ湾に派遣し、イランからの攻撃の脅威に備える対策を取っている。
一方、英国『ガーディアン』紙は、イランのイスラム革命防衛隊傘下で国外特殊作戦を担うゴトス部隊のガーセル・ソレイマーニー司令官が最近、イラン政府支援の民兵組織に対して、“(米・イラン間の)代理戦争の準備”をするよう指示したと報じている。
これらの情報を受けて、英国軍は5月16日、イラク駐留の将兵に対して警戒レベルを引き上げるよう指示し、また、イラク軍を訓練するドイツ軍及びオランダ軍は、一時的に訓練を中止した。
ただ、トランプ大統領は5月14日、米軍が10万人余りの将兵を中東に派遣する計画だとの報道を否定した上で、イラン側との交渉の機会を伺っていると付言している。
一方、先週訪日したイランのモハンマド・ジャバード・ザリーフ外相は5月16日、トランプ政権が対イラン経済制裁を再開したことは“全く受け入れられない”としながらも、イラン核合意で決められた条件を遵守していくと表明している。
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