東部キンタナ・ロー州の検事および現場に赴いたAFP通信のリポーターによると、メキシコ政府のジャーナリストと活動家向けの保護プログラムを受けていたフランシスコ・ロメロ氏が、故郷であるプラヤ・デル・カルメンのナイトクラブの外で血の海のなかで死んでいるのを発見された。
州検事局は殺人事件として捜査を開始した。ロメロ氏は4月12日に脅迫を受けていると訴えていた。
国境なき記者団によると、メキシコは今年に入り、公式にジャーナリストにとって世界で一番危険な国になった。...
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東部キンタナ・ロー州の検事および現場に赴いたAFP通信のリポーターによると、メキシコ政府のジャーナリストと活動家向けの保護プログラムを受けていたフランシスコ・ロメロ氏が、故郷であるプラヤ・デル・カルメンのナイトクラブの外で血の海のなかで死んでいるのを発見された。
州検事局は殺人事件として捜査を開始した。ロメロ氏は4月12日に脅迫を受けていると訴えていた。
国境なき記者団によると、メキシコは今年に入り、公式にジャーナリストにとって世界で一番危険な国になった。昨年は、戦争で疲弊したアフガニスタン、シリアに次いで3位にランクされていた。
ロメロ氏の妻のベロニカ・ロドリゲス氏(40)は、「夫はたくさんの脅迫を受けていました。あまりにも多すぎます。このことはメキシコシティの当局も知っています。」とロドリゲス氏はAFP通信に語った。
ロドリゲス氏は誰が脅迫したかは、自分の命が危ないといって話そうとしなかった。
国境なき記者団によると、ロメロ氏は、記事のネタがある、ゴッタ・ジェントルマン・クラブという酒場にいるという電話を朝の5時に受けたという。
ロメロ氏は政府から4人のボディーガードを派遣されていたが、前夜の10時に帰していたという。
ロメロ氏はまた命の危険に晒されたとき当局に通報するための非常ボタンも持っていたが、それを持たずにクラブへ向かった。一時間後、彼の遺体がクラブの駐車場で発見された。
目撃者によると、ロメロ氏は顔を殴られ、2発の銃弾を撃ち込まれたという。
ロメロ氏は同国の有力紙キンタナ・ロー・ホイで働くとともに、Facebookに「オクリオ・アキー」(それはここで起こった)というニュースサイトを立ち上げていた。地方政治と犯罪を扱っていて、17,000人のフォロワーがいた。
国境なき記者団のメキシコ支部長のブラビーナ・フローレス氏によると、ロメロ氏は協力者であったプラヤ・デル・カルメンのジャーナリスト、ルーベン・パット氏が昨年殺害されてからこのプログラムを受けたという。
昨年キンタナ・ロー州では、4人のジャーナリストが殺害されている。
メキシコ全土では2000年以降100人以上が殺害されている。このほとんどが罪を裁かれていない。
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