大規模な火災被害を受けたノートルダム寺院の再建のため、多額の寄付金が集められる中、その影響により、アメリカ、ルイジアナ州の放火被害を受けた黒人教会への寄付金も急激に増加しているという。
4月18日付米国
『NBC』は「ノートルダム火災の後、ルイジアナ州の火災被害を受けた黒人教会に寄付金130万ドル集まる」との見出しで以下のように報道している。
ノートルダム寺院の火災が起きてからすぐに各方面から再建への寄付金が集まっており、マクロン大統領は5年以内の再建を宣言した。
その影響なのか、ルイジアナ州で人種差別とみられる放火に見舞われた黒人教会再建への寄付金も増えているという。...
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4月18日付米国
『NBC』は「ノートルダム火災の後、ルイジアナ州の火災被害を受けた黒人教会に寄付金130万ドル集まる」との見出しで以下のように報道している。
ノートルダム寺院の火災が起きてからすぐに各方面から再建への寄付金が集まっており、マクロン大統領は5年以内の再建を宣言した。
その影響なのか、ルイジアナ州で人種差別とみられる放火に見舞われた黒人教会再建への寄付金も増えているという。セントランドリー教区の3つの教会の火災は、先月末10日間にかけて起きた。警察は何者かによる放火事件とみており、20代の男(副保安官の息子)をヘイトクライムと放火の疑いで逮捕している。
14日時点で、「GoFundMe」(募金サイト)へ寄せられた寄付は5万ドルだったのだが、 17日午後には、寄付が130万ドルを超えたという。寄付金は100年以上続く3教会に均等に配分されることとなる。
ソーシャルメディア上でノートルダム寺院への寄付金募集が広まりを見せる中、ヒラリー・クリントンやCNNの記者 、またセレブ達により「GoFundMe」の存在が広まっていった。
「億万長者がノートルダム再建に大金寄付できるなら、私はせめて50ドルを3教会に寄付できると思って寄付した。」のようなコメントも見られた。
教会の神父は、人々の優しさと寛容さに感銘を受け、「このような事件があると、私たちは人種の違いから目を逸らしてしまうが、あらゆる階層の人々が支援のために寄付していくれている。」と述べている。
同日付『CNN』は「ノートルダムへの寄付金に触発され、ルイジアナの教会再建のため百万ドルの寄付が集まる」との見出しで以下のように報道している。
「歴史的建造物であるノートルダム寺院再建への資金が数百万ドル集まる中、放火被害を受けた3つの教会への寄付金も集まっている。目標額180万ドルで、先週第七地区宣教師バプテスト協会により始められた募金では15万ドルが集まった。ところが、3日後募金額は、150万ドル以上に跳ね上がり、増え続けているという。ソーシャルメディア上で、ノートルダム火災の影響で募金活動が広まりを見せたためである。募金は、政府当局や各自治体幹部と連携し、教会に配分されているとしている。
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