11月13日、1年以上におよんだ英国EU離脱協議は、英国とEU間でのブルッセルの欧州委員会での会議で、大筋合意に至った。メイ政権には、今回の協議結果に対する英国議会の承認を得ることが重要課題として残る。
メイ首相が属する保守党には、EU離脱強硬派が首相のEU離脱案がこれまであまりにEUに妥協し過ぎているという意見が多く、EU離脱協議結果の英国議会承認という課題が残されている。 首相府の発表によると、11月14日14:00にはメイ首相の下で閣僚会議を早速開いて、EU離脱協議結果の詳細内容に関する閣議と今後の議会対策を協議するという。
なお、今回のEU離脱協議結果は、正式に公表されてはいないが、アイルランド側の一部のメディアにリークしているとのことである。...
全部読む
メイ首相が属する保守党には、EU離脱強硬派が首相のEU離脱案がこれまであまりにEUに妥協し過ぎているという意見が多く、EU離脱協議結果の英国議会承認という課題が残されている。 首相府の発表によると、11月14日14:00にはメイ首相の下で閣僚会議を早速開いて、EU離脱協議結果の詳細内容に関する閣議と今後の議会対策を協議するという。
なお、今回のEU離脱協議結果は、正式に公表されてはいないが、アイルランド側の一部のメディアにリークしているとのことである。
欧州委員会の高官の話によると、英国とEUのEU離脱協議後の現在、担当者間は共通の決定事項の立場にあり、これが正式に英国とEUの双方で承認されれば、決定事項の手順に従って、2019年3月29日23:00にEU離脱が執行されるという。
なお、英国の保守党内でEU離脱強硬派の前外務大臣、ボリス・ジョンソン氏は、EU離脱協議結果は、北アイルランドの対するアイルランドの政治的影響力を高めるものだとして強く反対している。また、各野党もEUに妥協したEU離脱協議結果には反対する声も多く、議会での承認には困難が予想されている。
いずれにせよ、今後の英国議会でのEU離脱協議結果に関する審議が注目される。
閉じる