【Globali】
セネガル、サイバー犯罪対策強化のため学校が開校(2018/11/09)
11月6日、西アフリカにあるセネガルの首都ダカールで、西アフリカ地域でのサイバー犯罪対策強化のために、サイバーセキュリティ―国立学校の開校式が行われた。
サイバー攻撃はアフリカ大陸で年々増加しており、2017年には、主に現地の犯罪者ネットワークによる前例のないサイバー攻撃とデータ盗難が発生した。
今年の4月に発表されたケニアの報告書によると、サイバー攻撃はアフリカの安全保障、成長と安定性に脅威を与えているという。ル・モンド紙の2015年の調査では、 このサイバー攻撃で、ケニアに「毎年1億3500万ユーロの費用がかかっている」と報告されている。...
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サイバー攻撃はアフリカ大陸で年々増加しており、2017年には、主に現地の犯罪者ネットワークによる前例のないサイバー攻撃とデータ盗難が発生した。
今年の4月に発表されたケニアの報告書によると、サイバー攻撃はアフリカの安全保障、成長と安定性に脅威を与えているという。ル・モンド紙の2015年の調査では、 このサイバー攻撃で、ケニアに「毎年1億3500万ユーロの費用がかかっている」と報告されている。
フランスの『ル・ポワン』紙によると先週公開した学校は「フランスの協力のもと、アフリカ諸国が警察、司法職員および民間企業で働く人たちを訓練し、サイバー攻撃、過激派のプロパガンダ宣伝、テロリストグループとの戦い、を強化する」ことを目標としている。学校カリキュラムは、「コンピュータセキュリティ、サイバー犯罪、デジタルインテリジェンス、サイバーガバナンス」が予定されている。
フランス外務大臣ジャン=イヴ・ル・ドリアンは「具体的な目標を持った教育サービスを通して、フランスとアフリカの安全保障と防衛協力を強化し、アフリカにおける標点を創る」ことを目指していると述べた。
生徒は1/3がセネガル国内から、残りの2/3はその他アフリカ諸国の受講生で構成される予定だ。最先端のコンピュータ機器と最先端のソフトウェアが提供され、カリキュラムは、2019年3月開始を目標としている。
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