11月5日付米
『ニューヨーク・タイムズ』紙:「トランプ大統領、パリでのプーチン大統領との首脳会談を延期」
ドナルド・トランプ大統領は11月5日、当初11月11日にパリで開催する予定となっていたウラジーミル・プーチン大統領との首脳会談を延期すると発表した。
次期会談は、今月末にブエノスアイレス(アルゼンチン)で開催される主要20ヵ国首脳会議(G-20サミット)出席の機会を捉えて行う予定だとする。...
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11月5日付米
『ニューヨーク・タイムズ』紙:「トランプ大統領、パリでのプーチン大統領との首脳会談を延期」
ドナルド・トランプ大統領は11月5日、当初11月11日にパリで開催する予定となっていたウラジーミル・プーチン大統領との首脳会談を延期すると発表した。
次期会談は、今月末にブエノスアイレス(アルゼンチン)で開催される主要20ヵ国首脳会議(G-20サミット)出席の機会を捉えて行う予定だとする。
同大統領は先月、プーチン大統領とのパリ会談を詰めさせるため、ジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を訪ロさせたが、今回、理由も明かさないで突然の延期を告げたもの。
同大統領は、11月6日の中間選挙投票日前の最後のキャンペーン先として、オハイオ州・インディアナ州・ミズーリ州を歴訪する直前、かかる発言をした。
そして同大統領は、G-20サミットの機会には、習近平(シー・チンピン)国家主席初め多くの首脳との会談が考えられ、プーチン大統領との会談も含まれることになろうと付言した。
一方、ロシア大統領府のドミートリィ・ペスコフ報道官によると、11月11日にパリで開かれる第一次大戦終戦100周年記念式典には多くの国の首脳が出席することとなり、それぞれが他国との首脳会談を持つことから、時間的な制約上米ロ首脳会談を持つ余裕がないと表明している。
なお、トランプ大統領の欧州訪問時における日程変更はこれで2度目である。
同大統領は当初、アイルランドを訪問する予定であったがこれを中止した。
更に同大統領は先週、今月末に南米訪問時、コロンビア訪問を予定していたがこれも中止している。
一方、11月6日付ロシア『タス通信』:「パリでの米ロ首脳会談は全くの中止ではなく体裁の変更」
ペスコフ報道官は11月5日、パリで予定された米ロ首脳会談が中止との一報に対して、全く中止された訳ではなく、短時間の会談という体裁に変更しただけとコメントした。
同報道官によると、第一次大戦終戦100周年記念式典では、多くの首脳が出席して、様々な予定が組まれているため、米ロ首脳がじっくり会談する時間を取る予定が立たなくなったため、本格的な首脳会談を延期するだけで、中止することに合意した訳ではないという。
なお、両首脳は、短時間ながら言葉を交わす予定であるとも付言した。
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