【Globali】
最初の“トラ(幹部級)”として摘発されていた中国インターネット取締り機関元トップに有罪判決【米・香港メディア】(2018/10/20)既報どおり、習近平(シー・チンピン)国家主席は、昨年10月に2期目に入って以降も、自身が最重要課題のひとつと掲げる「反汚職政策」を緩めないと宣言している。その際の同国家主席のスローガンは、“トラ(幹部級)もハエ(党員)も叩く”であり、それに違わず、今年前半だけでも3万7千人近くの“ハエ”役人を汚職罪で処罰している。直近では、国際社会に自らの影響力を示して送り込んだはずの国際刑事警察機構(ICPO、通称インターポール)の孟宏偉(モン・ホンウェイ)総裁を“トラ”として摘発している。そしてこの程、“トラ”の第1号として昨年11月に摘発された、中国国家サイバー空間管理室(CAC、インターネット取締り機関)のトップだった魯煒(ルー・ウェイ)容疑者に有罪判決が下った。
10月19日付米『ロイター通信』:「中国国家インターネット取締り機関の元トップが収賄罪で有罪判決」
中国東端の浙江省(チェーチャン)寧波市(ニンポー)の中級人民法院(控訴審に相当)は10月19日、CAC元トップの魯煒被告人に対して、収賄罪の有罪判決を下した。 中国国営『新華社通信』報道によると、検察は魯被告人が、2002~2017年の間、自身の職権を乱用して、3,200万人民元(460万ドル、約5億1千万円)余りに上る賄賂を受領していたと訴えたという。...
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