そのため、ロシアとトルコ間の停戦協定での撤退期限、10月14日を過ぎた現在も、非武装地帯となるはずのイドリブ地域に戦闘拠点を構えている。
シリア人権監視団(OSDH)によると、 政府軍を支援するロシアのプーチン大統領と反乱軍を支援するトルコのエルドアン大統領の間で交わされた停戦協定で規定された撤退期限の深夜12時を過ぎても、イスラム過激派の撤退は、見らなかった。
従って、政府軍の反乱軍に対する圧倒的な攻勢で、一般市民を巻き込んだ多数の犠牲者を出ることを避けようとしたロシア、トルコ間の停戦協定の継続は、とても危うい状態となっている。...
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そのため、ロシアとトルコ間の停戦協定での撤退期限、10月14日を過ぎた現在も、非武装地帯となるはずのイドリブ地域に戦闘拠点を構えている。
シリア人権監視団(OSDH)によると、 政府軍を支援するロシアのプーチン大統領と反乱軍を支援するトルコのエルドアン大統領の間で交わされた停戦協定で規定された撤退期限の深夜12時を過ぎても、イスラム過激派の撤退は、見らなかった。
従って、政府軍の反乱軍に対する圧倒的な攻勢で、一般市民を巻き込んだ多数の犠牲者を出ることを避けようとしたロシア、トルコ間の停戦協定の継続は、とても危うい状態となっている。
イドリブ地域のイスラム過激派連合組織で、アルカイダのシリア支部から派生した組織、HTSの正式発表によると、「我々、HTSは、イスラム原理主義とイスラム闘争を捨てることなく、正しい革命を貫き、犯罪的なアサド政府軍を倒すまで戦う。」と表明した。 さらに、「我々、HTSは、武器を放棄するつもりはない。」と付け加え、9月17日のロシアとトルコの間での停戦協定に従う意思のないことを明言した。
一方、反乱軍の連合組織、FNLは、正式な責任を担う組織で、停戦協定で規定された期限である先週中に所有する重火器を非武装地帯から移動したと断言している。しかし、土曜日の夜も、非武装地帯から迫撃砲が数発、ハマーと隣接する地域やアレップ地域に向けて発射されており、重火器が本当に非武装地帯から移動されたのか疑わしい。
いずれにせよ、HTS、FNLおよびアサド政府軍の間で今後、シリア停戦協定が維持できるのか、今後の成り行きが、注目される。
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