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【Globali】
ドイツのゲームでナチスのシンボル解禁の可能性(2018/08/11)
ゲーム業界における国のソフトウェア事前審査機構(USK)によると、社会的に適切と判断された場合には、家庭用ゲームやパソコンゲーム内で「かぎ十字」を表現することが可能となるかもしれないと発表された。
これまでドイツ内では「かぎ十字」などのナチスを思い起こさせるシンボルの使用については法律で厳しく規制されてきた。ただ、そのシンボルが芸術作品として、歴史的観点もしくは科学調査という目的で使用される場合には例外とされており、ナチスのシンボルが描かれた映画も国内では上映された。...
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ゲーム業界における国のソフトウェア事前審査機構(USK)によると、社会的に適切と判断された場合には、家庭用ゲームやパソコンゲーム内で「かぎ十字」を表現することが可能となるかもしれないと発表された。
これまでドイツ内では「かぎ十字」などのナチスを思い起こさせるシンボルの使用については法律で厳しく規制されてきた。ただ、そのシンボルが芸術作品として、歴史的観点もしくは科学調査という目的で使用される場合には例外とされており、ナチスのシンボルが描かれた映画も国内では上映された。しかしゲーム業界では規制の対象となっている。シリーズゲーム「ウルフェンシュタイン」は第二次世界大戦が舞台となっており、ヒトラーをはじめナチスを象徴するものが多く登場するため、シリーズ二作目では、ヒトラーの口ひげを消去し、かぎ十字を三角形のシンボルに変更するなど修正が加えられた。これに対しゲーム業界が反発し、映画と同様に扱うよう主張していた。
USKのエリザベス・セッカー氏は今やコンピューターゲームも映画と同様に芸術作品と評価されると話した。同氏は法律が変わるわけではなく、業界における解釈が変わるということであり「法律の解釈によって、時事問題に切り込むようなゲームは(修正という形ではなく)USKの年齢制限を受けるかもしれない」と述べた。
ゲームに映画のような例外が適用されるかどうかは、今後USKによって審議されるという。
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