|
|
|
|
【Globali】
米政府、紛争から10年でロシアにジョージアからの撤退を要求(2018/08/09)
『AFP』『Yahoo News』などの英文メディアは、ロシアがジョージア(グルジア)の分離独立を目指す一部地域を支援していることについて、米政府がロシアに対し、親ロシア派地域から撤退するよう要求したと報じている。
今月7日、グルジア紛争と呼ばれる紛争から10年が経過し、ジョージアの首都トビリシで式典が開かれた。グルジア紛争は、ジョージアから独立を目指していた南オセチア地域に同国が軍事作戦を行い、それに対し南オセチアを支援する形で介入したロシアがジョージア領域に侵攻したことで始まった。そこに同調したジョージア領域内のアブハジアも加わり、5日間激しい戦闘が行われた。結果、ロシア軍は南オセチアとアブハジアからジョージア軍を撤退させ、フランスの仲介もあり停戦となった。...
全部読む
今月7日、グルジア紛争と呼ばれる紛争から10年が経過し、ジョージアの首都トビリシで式典が開かれた。グルジア紛争は、ジョージアから独立を目指していた南オセチア地域に同国が軍事作戦を行い、それに対し南オセチアを支援する形で介入したロシアがジョージア領域に侵攻したことで始まった。そこに同調したジョージア領域内のアブハジアも加わり、5日間激しい戦闘が行われた。結果、ロシア軍は南オセチアとアブハジアからジョージア軍を撤退させ、フランスの仲介もあり停戦となった。
しかし、ロシアは現在も両地域を独立していると認めており、軍隊を置くなどして支援を続けている。ジョージアは北大西洋条約機構(NATO)への加入を目指しており、欧米諸国へ接近しているが、まだ実現できていない。
これに対し米国務省ヘザー・ナウアート報道官が、両地域がジョージアの一部であることを改めて強調し、両地域から撤退するようにロシアに求めた。同氏は「ロシアが占領している南オセチアとアブハジアに対する我々の立場は揺るがない」「米国は引き続きジョージアの主権を認め、国際的に認知された国境内の領土を支持する」と述べた。
また、この数時間前にはジョージアのギオルギ・マルグベラシビリ大統領が自国の領土をロシアが「占領」していると強く批判していた。
閉じる
その他の最新記事
|
|