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【Globali】
アジア系米国人の収入格差が最大に、米調査(2018/07/16)
調査を行ったのは米シンクタンクのピュー・リサーチ・センターで、その報告書によると、調査を行ったのは1970年から2016年の間で各人種の所得を調査し、比較した。その結果、アジア系は所得の最上位層にあたる90パーセンタイルの値が13万3500ドル(約1500万円)で、最下位層にあたる10パーセンタイルの値が1万2500ドル(約140万円)で、約10倍の開きがあった。アジア系の中央値は5万1300ドルであり、白人グループの中央値が4万8000ドル、黒人とヒスパニックがそれぞれ3万1100ドル、3万400ドルであったことから、アジア系は所得の最高水準であるにもかかわらず、格差も最も大きな人種となったことがわかった。...
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調査を行ったのは米シンクタンクのピュー・リサーチ・センターで、その報告書によると、調査を行ったのは1970年から2016年の間で各人種の所得を調査し、比較した。その結果、アジア系は所得の最上位層にあたる90パーセンタイルの値が13万3500ドル(約1500万円)で、最下位層にあたる10パーセンタイルの値が1万2500ドル(約140万円)で、約10倍の開きがあった。アジア系の中央値は5万1300ドルであり、白人グループの中央値が4万8000ドル、黒人とヒスパニックがそれぞれ3万1100ドル、3万400ドルであったことから、アジア系は所得の最高水準であるにもかかわらず、格差も最も大きな人種となったことがわかった。
アジア系の所得格差は、1970年代は最大6.1倍であり、その差は拡大している。米国内のアジア系の成人の78%が米国出身ではなく、特にベトナム戦争後に米国へ流入してきた人々は教育を受ける機会が少なかった上、熟練した技能がなく、所得が低くなりがちであることが指摘されている。1990年代の移民関連法により、高学歴の学生がインドや中国からやってくるようになると、所得の格差はよりはっきりするようになった。
専門家らは、低所得者層は世代が変わっても低所得のままで悪循環が生じており、これらのデータを活用して低所得が依然として多く潜んでいることに気がつき、支援できるようにしたいとしている。
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