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【Globali】
アップル社、iPhoneの暗号化を強化(2018/06/15)
iPhoneについては、ロック解除を巡って警察当局と論議が繰り返されていた。アップル社には警察などの法執行機関や安全保障機関からの要請に対応する部署が存在するが、一部当局からはiPhoneへのアクセスを拒否しているとして批判されてきた。元来、iPhoneのロックは最も安全性の高いもので、FBIでも解除できないとされていた。しかし、ベンチャー企業が開発したパスコード解除装置「GreyKey」を利用すると数時間から数日のうちにロックを解除してしまうことができる。...
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iPhoneについては、ロック解除を巡って警察当局と論議が繰り返されていた。アップル社には警察などの法執行機関や安全保障機関からの要請に対応する部署が存在するが、一部当局からはiPhoneへのアクセスを拒否しているとして批判されてきた。元来、iPhoneのロックは最も安全性の高いもので、FBIでも解除できないとされていた。しかし、ベンチャー企業が開発したパスコード解除装置「GreyKey」を利用すると数時間から数日のうちにロックを解除してしまうことができる。
アップル社は今回、iPhoneのロックが1時間以上解除されていない場合に、iPhoneのUSBポート(Lightningポート)を経由してデータにアクセスする機能を無効にする変更を行う。専門家によれば、これにより情報へのアクセスが大幅に遮断される見込みだという。
アップル社は今回の変更が警察当局の捜査を妨害するように設計されているとの指摘は否定した。同社はハッカーなど個人情報を盗み出そうとする悪意ある者が侵入するのを防ぐためであり、セキュリティー保護の強化のためだと説明した。さらに「我々は法執行機関に対して最大の敬意を払っており、彼らの仕事や努力を折る改善策ではない」とした。
アップル社は今後どのバージョンのiOSにアップデートが反映されるか明らかにしていないが、ベータ版ではすでにテストされている。
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