この地域、特にラオス、ミャンマー、タイからなる、いわゆる「黄金の三角地帯」は、長年、アヘン、ヘロインを精算する麻薬密造地帯として有名である。
しかし専門家らは、組織犯罪が市場の需要に応えるため、また薬物の製造所の移動が容易なため、今度はメタンフェタミンに投資していると指摘する。ミャンマーの首都ネピドーで周辺国や警察が参加して行われた国連薬物犯罪事務所(UNODC)の会合にて発表された。...
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この地域、特にラオス、ミャンマー、タイからなる、いわゆる「黄金の三角地帯」は、長年、アヘン、ヘロインを精算する麻薬密造地帯として有名である。
しかし専門家らは、組織犯罪が市場の需要に応えるため、また薬物の製造所の移動が容易なため、今度はメタンフェタミンに投資していると指摘する。ミャンマーの首都ネピドーで周辺国や警察が参加して行われた国連薬物犯罪事務所(UNODC)の会合にて発表された。
ミャンマーではここ数カ月、軍人がメタンフェタミンを所有しバングラデッシュに向かうところを逮捕されている。ミャンマー内務省のアウン・ソー副大臣は、この地域への原料供給を圧迫するためには、地域的アプローチが必要だと述べた。「私たち(ミャンマー)にとって最優先事項は、黄金の三角地帯内の医薬品生産地域への化学物質や医薬品の供給を遅らせる地域先駆的戦略である。」
UNODCによると、ヘロインとメタンフェタミン両方のこの地域での市場は、約400億ドル規模と推定される。
メコン川周辺でのアヘンやヘロインの生産が減少している一方、一部の国では2017年に押収した薬物以上のメタンフェタミンを今年に入ってすでに押収している。
この地域で生産されたメタンフェタミンは、オーストラリア、日本、ニュージーランド、マレーシア、インドネシアを含むアジア太平洋地域に密輸される。
東南アジアのUNODC代表であるジェレミー・ダグラス氏は次のように述べた。「法の支配を確実にすることは、麻薬製造と不法取引の長期的削減に不可欠である。そのためには率直に言うと、組織犯罪による事業拡大を可能にする汚職や脆弱性に対処することが必要だ。」
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