米通信業者大手のAT&T、ベライゾンは17日、早ければ今夏の終わりにも、立体的な映像を表示できる「ホログラフィック・ディスプレイ」を備えたスマートフォンが米国市場に投入されると発表した。
本製品は、映像機器メーカー米レッドの初めてのアンドロイド・スマホ、「レッド・ハイドロジェン・ワン」である。その5.7インチ「ホログラフィック・ディスプレイ」が、特別な眼鏡が無くても見られる三次元(3D)の立体映像を投影する。
立体映像は空中に映し出され、横から、そして後ろからも見ることができる。特殊な手のジェスチャーにより、映像と交流することも可能であるという。またユーザーの好みの3Dイメージを取り込むことができるカメラも内蔵している。...
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本製品は、映像機器メーカー米レッドの初めてのアンドロイド・スマホ、「レッド・ハイドロジェン・ワン」である。その5.7インチ「ホログラフィック・ディスプレイ」が、特別な眼鏡が無くても見られる三次元(3D)の立体映像を投影する。
立体映像は空中に映し出され、横から、そして後ろからも見ることができる。特殊な手のジェスチャーにより、映像と交流することも可能であるという。またユーザーの好みの3Dイメージを取り込むことができるカメラも内蔵している。
スマートフォン・メーカーは、防水機能や動く絵文字などの新しい機能を次々に発表し、消費者に機種変更を呼びかけている。ホログラフィック・ディスプレイによる画像が、単に流行りの見た目重視の機能なのか、実際に他のものにも広く応用できる技術なのかは、今のところ明らかでない。
本製品は当初、2018年の早い時期に市場に投入される予定であったが、その後発売が延期された。今年後半に入手可能となる見込みだが、AT&Tは早ければ夏の終わり頃にも発売すると説明している。
AT&Tもベライゾンも正式な価格は発表しなかったが、既に一旦終了したレッドによる先行予約期間中の価格は、アルミニウムモデルが1,295ドル(約14万2,500円)、チタンのオプションモデルが1,595ドル(約17万5,500円)だった。
レッドのカメラなどの映像機器は、ハリウッドの映画界で使われている。同社は週末にロサンゼルスの自社スタジオにメディアなどを招き、新製品の紹介を行った。AT&Tも6月2~3日に、やはりロサンゼルスで製品を一般公開する予定だ。
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