アマゾン・インドのエイミット・アガワル社長は、20日、ロイター通信とのインタビューで、食料品や、クリーム、石けん、清掃用品などの日用品が、販売数においてインド最大の商品カテゴリーをなしていると述べた。
「アマゾン・フレッシュをどのタイミングで立ち上げるべきかわからないが、今後5年間のうちに、アボカドからジャガイモまで、肉からアイスクリームまで、二時間以内にすべて配達できるようにする。」と述べた。...
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アマゾン・インドのエイミット・アガワル社長は、20日、ロイター通信とのインタビューで、食料品や、クリーム、石けん、清掃用品などの日用品が、販売数においてインド最大の商品カテゴリーをなしていると述べた。
「アマゾン・フレッシュをどのタイミングで立ち上げるべきかわからないが、今後5年間のうちに、アボカドからジャガイモまで、肉からアイスクリームまで、二時間以内にすべて配達できるようにする。」と述べた。
10年以上前に米国で始まったアマゾン・フレッシュは、同社が重点を置く生鮮食品宅配サービスである。インドでは現在、パントリー(Pantry)というサービスで一部の食料品を購入できる。アマゾン・ナウ4都市の地元のベンダーと提携し、二時間以内の配達を保証している。
モルガン・スタンレーによると、データ通信の低価格化でネットショッピングがますます利用しやすくなっているため、インドの電子商取引市場は今後10年間で2000億ドルに成長すると予測されている。
インドの登録ユーザーがすでに1億人を超えるアマゾンは、この機会を逃さず利用したい考えだ。アガワル社長は、「さらに1億人の顧客を増やしたい。」と意気込む。
2018年のインターネット利用者が約5億人いるインドは、アジアの第三の経済大国で、巨大な電子商取引の激戦地である。小売大手のウォルマートは、インド電子商取引企業のフリップカート(Flipkart)の支配権購入をもくろんで接近している。フリップカートはすでにソフトバンク、テンセント、マイクロソフトといった大手投資家の出資を受けている。
「電子商取引が非常に多くの資金を集めていることに非常に興奮している。そうでなかったら、我々の大胆なやり方が間違っていることになる。」とアガワル社長は話した。
アマゾン創業者ジェフ・ベゾスCEOは先週、株主に宛てた書簡で、アマゾン・インドが急成長しており、初年度のプライム会員数がアマゾン史上どこよりも伸びたと説明した。
しかし、アマワル社長は、長期的に事業を行っていくうえで必要な物流、支払い、その他のインフラがまだ完成していないため、堅調な収益維持にはまだほど遠いことを認める。ベゾスCEOがインドに50億ドル投資することを約束したが、これはインドに投資するというただの意思表示であり、目標を達成するために、実際にははるかに多くの投資が必要であるとしている。
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