米グーグルがスマートフォン用に米国で公開した、同社のアプリ「グーグル・アーツ&カルチャー」の新機能が大人気となっている。ユーザーの自撮り顔写真を分析し、それと似た顔の肖像画などの美術作品を表示してくれるもので、自分と世界的名画などの作品を並べた投稿が続々とネット上にアップされている。
「グーグル・アーツ&カルチャー」の新機能は、世界70カ国以上の約1,200の美術館に収蔵された作品についての同社のデジタル写真のコレクションから、ユーザーが自撮りした顔写真のイメージに最も近い作品を選択して表示する。同アプリ自体は2016年から入手可能であったが、この新機能は昨年12月中旬、iOSとアンドロイド用の携帯端末向けに公開された。
本機能の楽しさが先週末大きな話題となり、アプリの分析などをしているアップ・アニー社によれば、同アプリは先週末、最も多くダウンロードされたiPhone用アプリとなり、アンドロイド端末用としても、ダウンロード数が上位10位以内に入った。...
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「グーグル・アーツ&カルチャー」の新機能は、世界70カ国以上の約1,200の美術館に収蔵された作品についての同社のデジタル写真のコレクションから、ユーザーが自撮りした顔写真のイメージに最も近い作品を選択して表示する。同アプリ自体は2016年から入手可能であったが、この新機能は昨年12月中旬、iOSとアンドロイド用の携帯端末向けに公開された。
本機能の楽しさが先週末大きな話題となり、アプリの分析などをしているアップ・アニー社によれば、同アプリは先週末、最も多くダウンロードされたiPhone用アプリとなり、アンドロイド端末用としても、ダウンロード数が上位10位以内に入った。
ツイッターの創業者ジャック・ドーシー、ミュージシャンのピート・ウェンツ、女優のフェリシア・デイ、俳優・コメディアンのクメイル・ナンジアニなどの大物有名人らも、次々に結果をネット上に公開し、注目を集めている。
操作は簡単で、自分に似た美術作品に出合うためには、「グーグル・アーツ&カルチャー」のアプリを開き、「あなたの肖像画が美術館にあるか?」の機能が出てくるまで画面をスクロールする。そして「スタート」を押して指示に従えば良い。但し、この機能が現在使えるのは米国内だけだ。
グーグルによれば、この実験的な機能は、顔の特徴を解析し、絵画と照合するためのデータを抽出するコンピュータの視覚技術を活用している。同社は、ユーザーの写真データは、美術作品との照合以外には使用せず、データを保存するのは、絵画を探す間だけであると述べている。
自撮り機能は、似たものを探す照合技術を用いている他のアプリと同様のものだという。例えば、マイクロソフトの「どの犬」(What Dog)アプリは、アップロードされた写真を基に、犬の種類を特定することができる。
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