11月15日、ニューヨークにおいて競売大手クリスティーズが主催するオークションが行われ、ダビンチの絵画が史上最高値の4億5,030万USドル(日本円で510億円)で落札された。
落札された作品は、ダビンチが描いたとされる現存する20点にも満たない作品のうちの1つで、唯一個人が所有する作品とされている。
尚、落札前の予想落札価格は少なくとも1億USドル(日本円で113億円)と評価されていた。
落札された作品は、約500年前の西暦1500年頃ダビンチが制作し、キリストを描いた「救世主(サルバトール・ムンディ)」である。
絵の大きさは縦65.7センチ、横45.7センチで、青いローブをまとったキリストが右手の人差し指と中指で天を指差し、左手で水晶玉を持っている姿の上半身を描いた油絵である。...
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落札された作品は、ダビンチが描いたとされる現存する20点にも満たない作品のうちの1つで、唯一個人が所有する作品とされている。
尚、落札前の予想落札価格は少なくとも1億USドル(日本円で113億円)と評価されていた。
落札された作品は、約500年前の西暦1500年頃ダビンチが制作し、キリストを描いた「救世主(サルバトール・ムンディ)」である。
絵の大きさは縦65.7センチ、横45.7センチで、青いローブをまとったキリストが右手の人差し指と中指で天を指差し、左手で水晶玉を持っている姿の上半身を描いた油絵である。
この「救世主(サルバトール・ムンディ)」は1600年代中頃には英国のチャールズ1世が所有していたが、1763年に競売に懸けられた。
その後、1900年まで行方不明であったが、後日英国のコレクターが所有していることが判明したものの、当時ダビンチの弟子による作品であると思われていた。
そして、1958年再度売却され、最終的にロシアの大富豪が2013年に1億2,750万USドル(日本円で144億円)で購入し所有していた。
クリスティーズの話では、現在大半の専門家がこの「救世主(サルバトール・ムンディ)」をダビンチの作品と認定しているとのことである。
また、この「救世主(サルバトール・ムンディ)」は特別にオークション前に、香港やロンドン、サンフランシスコ、ニューヨークで一般公開され、たくさんの芸術愛好家を魅了した。
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