【Globali】
カリフォルニア州、トランプ政権の国境の壁政策を訴える(2017/09/21)
水曜日、カリフォルニア州政府は、「国家権力を乱用し、環境規制やその他の法律を無視し、メキシコ国境の壁建設を強行しようとしている。」としてトランプ政権を訴え、連邦政府と真っ向から対決する意思を表明した。
何社もの民間建設業者が壁の試作品製作に着手している最中に、今回の訴訟が起きたと言えるが、サンディエゴを訪問中のジェフ・セッションズ司法長官はいたって冷静に、「我々トランプ政権は、アメリカの安全を確保する重大な責任を負っています。湾岸警備隊も国境付近でのコカイン押収で多大なる実績を誇っています。」と答えている。
しかし、カリフォルニア州政府の司法長官や州知事らは「トランプ政権は気に食わない法律をすべて度外視しようとしている。...
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何社もの民間建設業者が壁の試作品製作に着手している最中に、今回の訴訟が起きたと言えるが、サンディエゴを訪問中のジェフ・セッションズ司法長官はいたって冷静に、「我々トランプ政権は、アメリカの安全を確保する重大な責任を負っています。湾岸警備隊も国境付近でのコカイン押収で多大なる実績を誇っています。」と答えている。
しかし、カリフォルニア州政府の司法長官や州知事らは「トランプ政権は気に食わない法律をすべて度外視しようとしている。国境付近は商業ビジネスや貿易などの交流地で、航路を封鎖するようなものである。」との主張をしている。
また、民主党議員関係者も「トランプ政権は国境付近の環境問題規制の法律などを軽視している。また、2005年に制定された法律によって、国土安全保障省長官に国境の壁に関する政策について多大なる権限を与えてしまい、環境規制や絶滅種保護などの重要なルールがすべて撤廃されてしまった。」と訴えている。
しかし、ここ数年、アメリカの国境などの対策に関する訴訟はことごとく失敗していて、議会調査局の今年度のレポートでも「トランプ政権の国境の壁の政策には違法性は見られない」としている。
このような状況下でも、民主党はいまだにトランプ政権が「若者の不法移民の国外追放から守る保護プログラムを中止した」ことや「環境規制を無視している」などについて抗議している。
しかし、ジェフ・セッションズ司法長官は「不法移民対策の一環で湾岸警備隊は227トンもの大量のコカインを押収することに成功しました。この素晴らしい功績を忘れてはなりません。連邦政府の法律でもマリファナはいまだに禁止されておりますし、街中のいたるところで麻薬が手に入るようでは、アメリカがこの先よくなっていくとは到底思えません。」と答えている。
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