9月19日、中国で、第17回北京国際航空機博覧会が開幕した。この博覧会には、世界14カ国から300社余りが、航空機を出展している。その中で、注目を集めているのは、中国国産の民間航空機「C919」である。
「C919」は、中国商用飛机有限責任公司(COMAC)が、開発している座席数168-190のナローボディ(細長胴体)機で、標準型の航続距離は、4,075キロである。
中国は、この「C919」を、長期的に、旅客機市場における、米ボーイング社のB737MAXや欧州エアバス社のA320neoシリーズと競わせ、欧米の牙城を崩そうとの思惑がある。
2017年5月に、第1回目の試験飛行を行ない、第2回目の試験飛行を2017年10月に行なう予定である。...
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「C919」は、中国商用飛机有限責任公司(COMAC)が、開発している座席数168-190のナローボディ(細長胴体)機で、標準型の航続距離は、4,075キロである。
中国は、この「C919」を、長期的に、旅客機市場における、米ボーイング社のB737MAXや欧州エアバス社のA320neoシリーズと競わせ、欧米の牙城を崩そうとの思惑がある。
2017年5月に、第1回目の試験飛行を行ない、第2回目の試験飛行を2017年10月に行なう予定である。
これまでに、COMACは、国内外の企業24社から600機の「C919」の受注を獲得してきた。
また、今回、新たに、中国企業4社と130機の「C919」の売買契約を締結した。
結果、年内の「C919」の販売数について、COMACは、累計で750機に達するものと期待している。
今後、狙っている市場は、中国国内の他、一帯一路に関係している地域であるアフリカや東南アジアであると考えられる。
また、今年5月22日、COMACは、ロシアと合弁会社を立ち上げ、ワイドボディ機(通路が2本ある航空機:航続距離1万2千キロ、座席数280)の生産を計画している。
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