2013年10月29日、世界初のビットコインATM「ロボコイン」がカナダのバンクーバーに設置されてから、約4年が経過した。「ロボコイン」が設置された当初、わずか1週間で10万CANドル(日本円で884万円)ものビットコイン両替取引が行われた。当時、1ビットコインは、約200USドル(日本円で2万2220円)であったが、現在約2720USドル(日本円で30万2200円)と約13.6倍にも達している。
ビットコインの知名度がアップすると同時に、「ロボコイン」の設置数も増加しており、ニューヨーク周辺では、約120台もの「ロボコイン」があり、世界中では、1384台も存在する。また、「ロボコイン」の設置場所は、インターネット上のアドレス「コイン ATM レーダー」により確認することができる。さらに、当該画面上には、ビットコインATMの詳細(ATMのタイプ、設置店舗の名称、設置されている地区、手数料、評価)も確認できる。
一方、日本では、東京近郊に13台、中国・四国に2台の「ロボコイン」が存在する。仮に「ロボコイン」がなくても、現金によるビットコインの取引可能なサービスプロバイダーが、世界中に3万6345件も存在している。
「ロボコイン」により、ビットコインを購入する場合、画面上の「ビットコインの買い」をタップし、「ケータイ番号の入力」、「入力したケータイにSMSで届く「認証コード」の入力、「手のひらスキャン(4回)」、「免許証のスキャン」「顔写真の撮影」等、まず本人確認の手続きが必要となる。(所要時間約10分)
その後、本人確認の完了のお知らせが、SMSで届いたら、ようやくビットコインの購入が可能になり、購入金額を指定し、QRコードを「ロボコイン」の入力画面下の読取機機にかざし、ビットコインを購入する。ただし、ビットコインを購入する前に、入金する口座であるビットコイン専用のウォレットを準備しておく必要がある。
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