【Globali】
トランプ氏選出を後悔する人(2017/07/21)
最新のロイター/イプソス調査によると、米大統領就任6か月目を迎え、昨年ドナルド・トランプ大統領に投票した人のうち8人に1人が、今選挙があればトランプ氏に投票しないと回答しているという。殆どの回答者は再び支持するとしたが、トランプ氏を支持しないと回答した人は、民主党やメディア、更に判事への繰り返される暴言、トランプ政権が違法移民を排除しきれていない点、ワシントンの不信を取り除けていない点などを理由に挙げているという。一方FOXニュースの調査では、半数がトランプ大統領を不支持としている。
7月20日付米国
『ロイター通信』は「トランプに投票した8人に1人が後悔:ロイター/イプソス調査」との見出しで以下のように報道している。
「昨年の大統領選挙で年配層、白人を中心に支持を集めたトランプ氏だったが、トランプ氏に投票した支持者らは、6か月間の政権運営を見て考えを改めているという。5月と7月に2回実施された調査のうち、7月の調査では昨年の選挙がもし今日行われたら12%がもうトランプ氏に投票しないと回答し、5%が他の候補を支持するか無投票と回答した。...
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7月20日付米国
『ロイター通信』は「トランプに投票した8人に1人が後悔:ロイター/イプソス調査」との見出しで以下のように報道している。
「昨年の大統領選挙で年配層、白人を中心に支持を集めたトランプ氏だったが、トランプ氏に投票した支持者らは、6か月間の政権運営を見て考えを改めているという。5月と7月に2回実施された調査のうち、7月の調査では昨年の選挙がもし今日行われたら12%がもうトランプ氏に投票しないと回答し、5%が他の候補を支持するか無投票と回答した。88%はまたトランプ氏に投票すると回答し、5月の82%よりやや増加した。共和党によるオバマケアの改廃が進展せず、数々のロシア疑惑があるにも関わらず、ここ数か月で支持がやや伸びたという結果となった。通常は大統領就任から時を経て支持率は徐々に減っていく。ギャラップの調査によるとオバマ元大統領は支持率が民主党やマイノリティで下がったが1期の後半までは下がらなかった。
トランプ氏を支持しないと回答した人は、民主党やメディア、更に判事への繰り返される暴言投稿、トランプ政権が違法移民を排除しきれていない点、ワシントンの不信を取り除けていない点などを理由に挙げている。
昨年トランプに投票したある有権者は、トランプには特に思いが或るわけでないがヒラリー候補を支持しないという理由が大きかったという。その為多くの友人を怒らせてしまった昨年の判断を改めたいと考えていると語っている。
米国政治の専門家らは、トランプの様な政治変革者への忠誠が続き支持率が下がらないのは納得がいくとする。大統領の政治決定が根付く前にはなかなか政治の風向きは変わらず、有権者は彼らの決定にまだ期待をもっている。再選挙への影響を語るのはまだ時期尚早だが、昨年僅差で勝利した激戦区での支持率動向は軽視できない。
カリフォルニア州なら影響はないが、支持者離れがウィスコンシン、ミシガン、ペンシルバニア州で起きるなら影響はあるという。」
7月19日付米国『FOXニュース』は「FOX世論調査:国民の半分はトランプ大統領の政策を不支持」との見出しで次の様に報道している。
「FOXの最新調査によると、41%がトランプ大統領を支持、53%がトランプ氏の政策を好まないと回答している。重要な政策のうち最も関心があるものとして10人中8人が医療保険制度を上げている。回答者の4分の1が上院の政策を支持すると回答、40%未満が上院の法案を支持するとした。75%が共和党は民主党に妥協するべき時だと回答。
ロシア問題に関しては、65%がロシアが昨年の選挙でトランプを支援したと思うと回答した一方、トランプ陣営がロシアと共謀したと思うと回答したのは43%にとどまっており意見は割れた結果となった。」
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