中国は、新華社通信を含む国営メディア５社を統合した金融メディアグループを立ち上げる。国営「新華社」は、統合買収により、国内外でニーズが高まっている中国の金融経済ニュースの質の向上やサービスの充実を目指すとしている。これにより、中国は世界への影響力を持つメディアというツールを増やすこととなる。

１月１９日付『ロイター通信』は「中国、国営金融メディアを立ち上げ」との見出しで以下のように報道している。
中国「新華社」によると、中国はニュースの質の向上と経済金融ニュースサービスを充実させるため、国営5社メディアを統合した国営金融メディアグループを設立した。
先週議会は「新華社」の統合を決議、統合吸収されるのは、「中国証券報」、「上海証券報」、「経済参考報」、「新華出版社」の４社。...

１月１９日付『ロイター通信』は「中国、国営金融メディアを立ち上げ」との見出しで以下のように報道している。
中国「新華社」によると、中国はニュースの質の向上と経済金融ニュースサービスを充実させるため、国営5社メディアを統合した国営金融メディアグループを設立した。
先週議会は「新華社」の統合を決議、統合吸収されるのは、「中国証券報」、「上海証券報」、「経済参考報」、「新華出版社」の４社。
「新華社」のカイミンザオ（蔡名照）社長は、統合により、金融情報サービス拡充と、データ分析、格付けサービス、資産管理等の新分野のサービスも充実させたいとする。また、中国の経済発展に関する情報への急速な国内外でニーズがあり、金融メディアは成長が見込めるとしている。
2012年の習政権発足以来、世界での中国の影響力を高めようとする中国は、メディアコントロールを強化し、 中国の「ソフト」を駆使した対話戦略をとろうとしている。