11月10日付米
『Yahooニュース』(
『ロイター通信』配信):「アジア市場、トランプ・ショックから立ち直り反発上昇」
「●トランプ・ショックを受けて11月9日に急落したアジア市場は、11月10日に反発上昇。
・日経平均株価:前日▼5%下落に対して、+7%上昇。
・豪州市場:+3.3%反発上昇と、1日の上げ幅としては2011年以来最大。
・上海市場:+1.3%。...
全部読む
11月10日付米
『Yahooニュース』(
『ロイター通信』配信):「アジア市場、トランプ・ショックから立ち直り反発上昇」
「●トランプ・ショックを受けて11月9日に急落したアジア市場は、11月10日に反発上昇。
・日経平均株価:前日▼5%下落に対して、+7%上昇。
・豪州市場:+3.3%反発上昇と、1日の上げ幅としては2011年以来最大。
・上海市場:+1.3%。
●MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インデックス)のアジア太平洋総合株価指数も、前日の▼2.4%から+2%へと反発上昇。」
同日付米
『CNBCニュース』:「ドナルド・トランプ候補の米大統領選勝利で、人民元は対
ドル6年振りの安値」
「●11月10日の人民元の対ドル換算レートは、前日の6.7769人民元から6.7918人民元へと下落し、2010年8月以来の安値。
●米ドルは11月9日、トランプ・ショックの影響で一時下落したが、共和党政権が経済成長後押しのための金融刺激策を実施するとの期待で米国債利回りが上昇したことを受けて、11月10日の為替市場では反発して急上昇。
●トランプ氏は選挙戦の最中、中国が意図的に人民元安を誘導して対米輸出を有利にしていることから、重い関税を課すと述べていたが、皮肉にも更に人民元安の状況。
●市場関係者は、今後共和党政権がどのような対中経済政策を取るのか注視。」
同日付フィリピン
『マニラ・ブルティン』紙:「ドゥテルテ氏、トランプ候補の勝利で対米
政策軟化か」
「●マレーシア訪問中のロドリゴ・ドゥテルテ大統領は11月9日夜、フィリピン・コミュニティの聴衆を前に、トランプ氏の大統領選勝利を祝福するとともに、今後は米国に敵愾心を見せることはせず、お互いに相手を尊重して二国間関係を継続することに期待すると発言。」
同日付マレーシア
『ザ・スター・オンライン』(
『AFP通信』配信):「インドのモディ首相
がトランプ氏勝利を祝福」
「●ナレンドラ・モディ首相は11月9日、トランプ氏の大統領選勝利を祝福するとともに、彼が選挙期間中に示したインドへの友好の意思表示に感謝するとツイート。
●また、今後インド・米国間関係を更に強化すべく協力していくことを期待するともコメント。」
同日付中国
『環球時報』:「専門家:トランプ政権は中国経済に影響を与えようが必ずしも
悪いことはなかろうと分析」
「●トランプ候補は遊説中、中国貿易に対して批判的な発言が多く、新大統領になって、対中政策が厳しくなり、中国からの対米輸出や投資が鈍ることが予想。
●ただ、それも短期的なもので、長期的観点からは、米中は相互に大きく依存している関係上、大きく損なわれることはないと期待。
●何故なら、トランプ氏は中国製品に45%もの関税を課すなどの暴言を吐いていたが、国際貿易のバリュー・チェーン(注後記)は米中二国間に留まらないことから、このような無謀な措置は中国のみならず、米国そのものにも悪影響をもたらすことになるため、実際の政策に反映されることはないと分析。
●更に、人民元レートへの圧力が弱まり、結果的に人民元の安定へと繋がることで、中国金融政策にも追い風となると評価。」
(注)バリュー・チェーン(価値連鎖):米経営学者のマイケル・ポーターが著書「競争優位の戦略」(1985年)の中で用いた言葉。バリュー・チェーンの活動を主活動と支援活動に分類。主活動は購買物流、オペレーション(製造)、出荷物流、マーケティング・販売、サービスからなり、支援活動は企業インフラ、人材資源管理、技術開発、調達から構成と説明。
閉じる