10月25日付英
『インターナショナル・ビジネス・タイムズ』オンラインニュース:「ドゥテルテ氏、日本側の懸念に対して“米同盟関係は継続”と説明」
「●
『共同ニュース』報道によると、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は10月24日、日本側報道陣に対して、米国との軍事同盟関係は今後も継続するし、その他の国と軍事同盟を結ぶ意向はないと発言。
●更に、米国と決別すると訪中の間に述べたのはあくまで個人的見解で、また、中国とは経済連携のみの話と付言。...
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10月25日付英
『インターナショナル・ビジネス・タイムズ』オンラインニュース:「ドゥテルテ氏、日本側の懸念に対して“米同盟関係は継続”と説明」
「●
『共同ニュース』報道によると、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は10月24日、日本側報道陣に対して、米国との軍事同盟関係は今後も継続するし、その他の国と軍事同盟を結ぶ意向はないと発言。
●更に、米国と決別すると訪中の間に述べたのはあくまで個人的見解で、また、中国とは経済連携のみの話と付言。
●同大統領は10月25日から訪日するが、まず岸田文雄外相との晩餐、そして翌日には安倍晋三首相と会談予定。」
同日付米
『ABCニュース』(
『AP通信』配信):「日本側、フィリピン大統領の外交方針やマナーに懸念」
「●10月25~27日にドゥテルテ大統領を迎える日本側は、米国に対する否定的な外交方針も然ることながら、天皇陛下に謁見する際、ガムを噛むなどの非礼を演じないか懸念。
●同大統領は先週に中国の習近平(シー・チンピン)主席と会談した際、ポケットに手を入れたまま会場入りしたり、共同会見の際にガムを噛んでいる姿がテレビ報道。
●菅官房長官は会見で、日本としては南シナ海問題が平和裏に解決に向かうよう、今後もフィリピンとの戦略的連携を保っていくと発言。」
同日付フィリピン
『マニラ・ブルティン』:「フィリピン、米国との同盟関係は継続として
米側懸念払拭」
「●米国特使としてフィリピン訪問中のダニエル・ラッセル国務次官補(東アジア・太平洋担当)に対して10月24日、フィリピン側は、米国との同盟関係はこれまでと変わるものではなく、従って米国資本の引き上げを考える必要もないと強調。
●フィリピン大統領府のアーネスト・アベラ報道官は、大統領が中国で行った米決別発言の意図は、大小合わせて年間28度に上る合同軍事訓練を差し控えるというものであり、また、米国との経済連携を止めるということでもないと釈明。」
同日付中国
『人民日報』:「米国、フィリピンに対して依然同盟関係にあると強調」
「●フィリピンのペルフェクト・ヤサイ外相と会談したラッセル国務次官補は、フィリピンが米国と中国のどちらを選ぶのかと迫る意向はなく、また、中国との関係改善を心掛けることも歓迎するが、しかし、米国の権益を損なうような事態は望まないと強調。
●ドゥテルテ大統領は10月25日から訪日するが、恐らく日本側は、経済援助を盾にして、同大統領に米国との関係修復を迫るものと推測。」
一方、同日付米
『CNBCニュース』(
『ロイター通信』配信):「フィリピンのドゥテルテ大
統領、“自分の任期中”は米・比防衛条約はないものとするよう米側に要求」
「●訪中前に会見したドゥテルテ大統領は10月25日、自身が大統領在任中は、米比相互防衛条約新規協定(EDCA、注後記)はないものとするよう米側に要求すると発言。
●同大統領は、米国がフィリピンを“鎖に繋がれた飼い犬”のように扱うことを望まないし、また、同国内にフィリピン軍以外の軍隊の駐留がなくなる日が来ることを願うとも付言。」
(注)EDCA:1951年8月調印の米比相互防衛条約(相互防衛のための安全保障条約)を強化、見直ししたもので、1992年以降撤退していた米軍駐留を再開し、フィリピン軍基地の米軍利用を認めるもの。南シナ海進出を強める中国を牽制する目的で2014年4月に締結。
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