8月6日付米
『ボイス・オブ・アメリカ』:「日本、中国の南シナ海と同様の暴挙に抗議」
「●日本の外務省は8月6日、少なくとも6隻の中国公船(沿岸警備隊)と200隻余りの漁船が尖閣諸島周辺の日本領海内に侵入したとして抗議。
●中国公船のうち3隻は武器装着。
●これに対して中国は、“中国の主権範囲内”の諸島で、中国漁船を護衛するという通常の行動を取ったのみと反論。
●同日中国は、南シナ海の諸島上空を戦闘機による監視飛行を実施したと発表。...
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8月6日付米
『ボイス・オブ・アメリカ』:「日本、中国の南シナ海と同様の暴挙に抗議」
「●日本の外務省は8月6日、少なくとも6隻の中国公船(沿岸警備隊)と200隻余りの漁船が尖閣諸島周辺の日本領海内に侵入したとして抗議。
●中国公船のうち3隻は武器装着。
●これに対して中国は、“中国の主権範囲内”の諸島で、中国漁船を護衛するという通常の行動を取ったのみと反論。
●同日中国は、南シナ海の諸島上空を戦闘機による監視飛行を実施したと発表。」
同日付英
『BBCニュース』:「中国公船、日本の尖閣諸島領海内を航行」
「●日本の外務省は、多くの中国公船及び漁船団が領海内に侵入してくることは悪戯に同海域の緊張を高めるだけだと非難。
●10年弱前、日中両国は東シナ海における共同資源開発について協議。
●しかし、同協議に進展がないまま両国間の緊張は高まり、最近では中国側が中国公船等を尖閣諸島周辺に何度も派遣し、日本側の出方を試している風。」
一方、8月7日付米
『ロイター通信米国版』:「日本側、中国のレーダー設備設置及び中国公船侵入に抗議」
「●日本の外務省報道官は8月7日、領有権争いのある東シナ海において、中国が稼働させている天然ガス掘削リグにレーダー設備を設置していることが判明したこと、また、8月6日に続いて翌日も中国公船13隻が尖閣諸島周辺の領海内に侵入したことに対して、公式に抗議。
●掘削リグにレーダー設備は不要で、まぎれもない軍事拠点化の証拠であること、また、連日の中国公船の領海侵犯で悪戯に緊張を高めていることは深刻な懸念だと発表。
●両国は2008年に、東シナ海海域での共同資源開発につき合意をみたものの、以降中国側が一方的に天然ガス掘削リグを建設して開発を進めており、日本側が何度も中止を要求してきたが中国側はこれを無視。」
同日付ロシア
『RT(ロシア・トゥデイ)』テレビニュース:「日本側、中国の海底資源掘削リグに“軍事用”レーダー設置されているのを確認したとして公式抗議」
「●日本側は、掘削リグのレーダー設置によって軍事拠点化を進め、領有権問題のある東シナ海において中国側が実効支配を既成事実化しようとしていることを懸念。
●同海域は石油・天然ガス等エネルギー資源が豊富で、日中の他に韓国も排他的経済水域(EEZ、沿岸から200海里、370キロメーター)を主張。
●また日中両国は、同海域内の尖閣諸島(同様、周辺海域は石油・天然ガス資源が豊富)
についてもお互いに領有権を主張し対抗。
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