8月5日付米
『AP通信』:「ポルトガルのグテーレス氏が国連事務総長選挙で首位」
「●国連安保理は8月5日、前回(7月21日)に続いて第2回目の非公式予備選挙を実施。
●首位は前回に続き元ポルトガル首相のアントニオ・グテーレス氏(“支持票”11票)、2位は元セルビア外相のビューク・イェレミッチ氏(同8票)で、前回3位からの躍進。
●続いてアルゼンチン外相のスサーナ・マルコーラ氏(女性)が、前回8位からの大躍進。...
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8月5日付米
『AP通信』:「ポルトガルのグテーレス氏が国連事務総長選挙で首位」
「●国連安保理は8月5日、前回(7月21日)に続いて第2回目の非公式予備選挙を実施。
●首位は前回に続き元ポルトガル首相のアントニオ・グテーレス氏(“支持票”11票)、2位は元セルビア外相のビューク・イェレミッチ氏(同8票)で、前回3位からの躍進。
●続いてアルゼンチン外相のスサーナ・マルコーラ氏(女性)が、前回8位からの大躍進。
●一方、前回3位だったユネスコ事務局長のイリナ・ボコヴァ氏(女性)は5位に後退。
●また、前回2位だった前スロベニア大統領のダニロ・トゥルク氏も4位に後退。
●グテーレス氏がもし“不支持票”がゼロだったならば、安保理として最終候補として推薦の見込みだったが、今回2票の“不支持票”が出ており、そのうち1票でも拒否権保有の常任理事国のものとの可能性が考えられることから、同様の非公式投票が続けられることになる。
●なお、前回最下位だった12人目の候補の元クロアチア外相のヴェスナ・プーシック氏(女性)は投票日直前の8月4日撤退を表明。」
8月6日付フランス
『ユーロ・ニュース』(1993年刊行の13言語による欧州合同ニュース、本社はフランス):「ポルトガルのアントニオ・グテーレス氏が国連事務総長選挙で“依然首位”」
「●現在の11人の候補の内女性は5人で、コロンビアを中心に約60ヵ国(国連全体の約3分の1)のグループが女性事務総長誕生を後押し。
●しかし、ロシアのヴィタリイ・チュルキン常駐代表は、上記のグループに入っている安保理事国4ヵ国(日本、スペイン、ウルグアイ、ベネズエラ)の中には、実際の投票では女性候補者に投票していない国があると暴露。
●なお、今年10月までに193ヵ国の国連メンバーに正式承認を求めることになるが、その前に、拒否権保有の安保理常任理事国5ヵ国の支持獲得が必須。」
同日付アルゼンチン
『アルゼンチン・スター』オンラインニュース:「国連事務総長選びで元ポルトガル首相がリード;女性候補は後退」
「●アルゼンチン外相で元国連事務総長付主任だったスサーナ・マルコーラ氏が3位(女性候補トップ)の得票。
●安保理の非公式投票結果は、参加メンバーからの非公式コメント等ですぐに明らかにされるが、どの国が誰に投票したか等含めて原則非公開方針を堅持。
●モーエンス・リュッケトスト国連総会議長(編注;デンマーク代表で今年9月までの任期の第70回総会議長)は、依然透明性が確保されておらず遺憾と強く非難。
●前回女性候補トップ(全体3位)だったブルガリアのボコヴァ氏は、米国から“不支持票”が出され、マルコーラ氏の場合は、今回は欧州出身という順番からアルゼンチンは対象外としてロシアが反対した模様。
●更に噂では、トップのポルトガルのグテーレス氏の“不支持票”2票のうち1票はロシアが投じたものと言われ、その理由が(何かとロシアと敵対する)北大西洋条約機構(NATO)の原加盟国出身のため。」
8月7日付ニュージーランド
『ザ・ニュージーランド・ヘラルド』紙:「国連事務総長第2回選挙でヘレン・クラーク氏後退」
「●前ニュージーランド首相のヘレン・クラーク氏は、“支持票”が前回の8票から6票に減り、代わって“不支持票”が5票から8票に増え、“意見無し”が2票から1票となった結果に大変失望と表明。
●第2回投票の波乱は、前回8位だったアルゼンチンのマルコーラ氏が3位(女性候補トップ)となったこと。」
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