11月の大統領選挙で再選をめざす共和党候補ドナルド・トランプ前大統領は、情報機関からイランなどの外国の介入があったとの報告を受けたことで、今年7月の集会や今月のゴルフ場での暗殺未遂事件にイランが関与しているとの主張を強めている。
9月26日付
『ロイター通信』:「トランプ氏:暗殺計画はイランによるもの」:
共和党のドナルド・トランプ大統領候補は25日、最近立て続けにおきた暗殺未遂事件にはイランが関与しており、もし自身が大統領で米国大統領候補が外国の脅威にあっていたならそれを「粉々に吹き飛ばす」と述べた。
トランプ陣営は米情報機関から、「イランによる暗殺への差し迫った脅威」の報告を受けたとしている。連邦当局は今月中旬にフロリダのゴルフ場や7月にペンシルベニアでの集会でおきたトランプ氏を標的とした暗殺計画を捜査しているが、イラン等外国の関与を公に示してはいない。...
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9月26日付
『ロイター通信』:「トランプ氏:暗殺計画はイランによるもの」:
共和党のドナルド・トランプ大統領候補は25日、最近立て続けにおきた暗殺未遂事件にはイランが関与しており、もし自身が大統領で米国大統領候補が外国の脅威にあっていたならそれを「粉々に吹き飛ばす」と述べた。
トランプ陣営は米情報機関から、「イランによる暗殺への差し迫った脅威」の報告を受けたとしている。連邦当局は今月中旬にフロリダのゴルフ場や7月にペンシルベニアでの集会でおきたトランプ氏を標的とした暗殺計画を捜査しているが、イラン等外国の関与を公に示してはいない。
一方、トランプ氏は、「我々はイランから直接的に脅威を受けている」と主張している。
米政府は先週、イランによる米国選挙への介入の一貫として、イランのハッカーが「トランプ陣営から盗み取ったとみられる内容を含むメールをバイデン陣営へ送っていた」と発表していた。イランは米国への干渉を否定している。
9月25日付米『Politico』:「トランプ氏、イランの関与主張しFBIを批判」:
トランプ氏は25日、2度の暗殺未遂事件への捜査が遅いとしてFBIを批判し、事件へはイランの関与があったと主張した。
ペンシルベニア州バトラーやフロリダ州ウェストパームビーチでの暗殺未遂事件で、イラン等の外国が関与しているとの証拠を当局は示していない。
国家情報局長室からの報告を受けた2日後、ノースカロライナ州シャーロットでの演説でトランプ氏は、「昔は事が起きる前にFBIや司法省は犯人を捕まえていた。今のFBI上層部は口先ばかりで現職大統領の政敵を標的としている」と述べた。
バトラーでの射撃犯の携帯について、「FBIは外国拠点のアプリを開けずにいた。車内の複数の携帯を解除できなかった。彼らは常にアプリに侵入する、議会襲撃事件の人質のアプリでは出来たのにである」ととし、もし自身が現職なら、立候補者が外国の脅威となることなどなく、その国(イラン)に対し「一番大きい都市を吹き飛ばし粉々にする」と述べた。
また、ニューヨークの国連総会へ参加予定のイラン大統領への手厚い警護と比較し、「イランがセキュリティ保護はしっかり受けているのに、前大統領に脅威を与えている」と批判した。
国家情報局長室との会合について、トランプ氏の広報担当者であるスティーブン・チャン氏は24日の声明で、情報当局から「過去数ヶ月の継続的かつ組織的な攻撃の高まりについての報告を受けたが、警察と各機関がトランプ氏の保護で連携している」としている。
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