英国の治安当局は、8月4日の日曜日、多くの都市での昨夜の極右派によると見られるデモの後、90人以上を検挙したと発表した。暴力事件は、リバプール、マンチェスター、北アイルランドのベルファーストでの土曜日の移民反対とイスラム教反対を主張するデモの途中で発生した。さらに、新たなデモ集会が日曜日にも予定されている。
これらの各都市でのデモ集会は、7月29日月曜日の英国、北東部サウスポーとでの3人の少女が犠牲となった殺傷事件の後に行われた。...
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英国の治安当局は、8月4日の日曜日、多くの都市での昨夜の極右派によると見られるデモの後、90人以上を検挙したと発表した。暴力事件は、リバプール、マンチェスター、北アイルランドのベルファーストでの土曜日の移民反対とイスラム教反対を主張するデモの途中で発生した。さらに、新たなデモ集会が日曜日にも予定されている。
これらの各都市でのデモ集会は、7月29日月曜日の英国、北東部サウスポーとでの3人の少女が犠牲となった殺傷事件の後に行われた。事件の後、容疑者、アクセル・ルダクバナ(17才)の宗教や身元に関する‘うわさ’が流れた。
それから、労働党政権の極右派の‘にくしみ’体質に対する断固とした姿勢にも拘らず、火曜日には暴動はサウスポートで起こり、水曜日にはロンドンと他の都市に、金曜日にはサンダーランドまで暴動が広がった。
地方の治安当局は、多くの警察官が負傷したことと各都市での検挙者の人数が、現時点で90人以上でとなっており、各都市での警察との衝突に依る主な都市での検挙者数を次のように報告している。リバプールで23人、ハルで20人、北西部ブラックプールで20人、南西部ブリストルで14人となっている。
英国のキア・スターマー首相は、就任後1か月しか経過していないが、緊急に電話で主な閣僚を招集し、会議を開き「暴力行為はいかなる場合にも許されない。街の安全を守るために、いかなる行動も辞さない。」と全国民に冷静な行動を呼びかけた。
なお、8月3日土曜日のリバプールでのデモでは、右翼の強硬派からのSNSを通じての招集活動で組織され、それに対し、デモ反対派も形成され、両者間で緊迫した状況が続いたという。
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