ゼレンスキー大統領は重い表情で、カーキ色のポロと作業ズボンのいで立ちでフランス大統領専用機のエアバスを足早に降り立った。
広島のG7へのゼレンスキー大統領の突然の訪問はあわただしく決定され、最後まで秘密裏に行われ、G7開催の直前に不意打ちを食わせて公表する結果となった。
ウクライナ大統領の到着する5月20日土曜日までに、この訪問がG7のスケジュールを大きく狂わせることとなった。...
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ゼレンスキー大統領は重い表情で、カーキ色のポロと作業ズボンのいで立ちでフランス大統領専用機のエアバスを足早に降り立った。
広島のG7へのゼレンスキー大統領の突然の訪問はあわただしく決定され、最後まで秘密裏に行われ、G7開催の直前に不意打ちを食わせて公表する結果となった。
ウクライナ大統領の到着する5月20日土曜日までに、この訪問がG7のスケジュールを大きく狂わせることとなった。G7開催側の日本人は、プロトコール(議定条項)にうるさい国民であり、フランス政府の協力で仕組まれたゼレンスキー大統領の突然の訪問に当然のことながら腹を立てることになった。
マクロン大統領はウクライナ大統領に、5月10日金曜日のジェッダでのアラブ連盟サミット会議に出席するための飛行機をポーランド南部の空港で探していた時にフランス政府専用機を提供した。
その後、サウジアラビアのジェッダから14時間かけて極東の広島までゼレンスキー大統領を同飛行機で送り届けたという。
フランス大統領府によると、ゼレンスキー大統領はアラブ連盟サミット後、かなり疲れていたので、広島での多くの会談の前に数時間の休息の場を提供したかったとのコメントを表明している。
ゼレンスキー大統領は、広島では欧米の同盟国との会談とインド、ブラジルおよび韓国の指導者との会談を精力的にこなし、今後のロシアに対する反転攻撃へ向けての各国の協力を要請した。
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