インドは、世界においては、米国と中国に次ぐ3番目の民間航空事業の市場となっている。インドでの航空輸送の増加は急速で、過去6年間で国内航空輸送量は年間14.5%増加し、海外航空輸送量は年間6.5%のペースで増加しているという。
エアバス社によると、インドでの航空機利用客が2019年時点で1.65億人であったが、2041年には6.41億人に達すると予測されている。
インドの空港はいつも客であふれていて、航空輸送に対しては莫大な需要があると見込まれている。...
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インドは、世界においては、米国と中国に次ぐ3番目の民間航空事業の市場となっている。インドでの航空輸送の増加は急速で、過去6年間で国内航空輸送量は年間14.5%増加し、海外航空輸送量は年間6.5%のペースで増加しているという。
エアバス社によると、インドでの航空機利用客が2019年時点で1.65億人であったが、2041年には6.41億人に達すると予測されている。
インドの空港はいつも客であふれていて、航空輸送に対しては莫大な需要があると見込まれている。航空業界の専門家によると、今日でも旅行シーズンになると、多くの空港では利用客数が最大限界に近づいているという。
このような状況を緩和するため、インドでは2040年までに3.4万人のパイロットと4.5万人の技術要員を追加養成する必要があると試算されている。
ところが、インドでは最近、フライトでのちょっとした事件が、いつも噂の中心となっていて、メンテナンス不足や要員の訓練不足が指摘されている。飛行機のフロントガラスのひび割れがあれば航空路を引き返したり、レーダーシステムにバグが見つかったり、上空での2機の飛行機の衝突を未然に回避した事件がメディアを賑わしている。
このような状況の中、インド政府の民間航空大臣のシンディア氏は、「今から、2047年までに200億ドル(=2.7兆円)の経費節減を行うために、民間航空システムのインフラや輸送量を整備していく必要がある。」と語った。
インド政府は、取りあえず今から2025年までに110億ユーロ(=約1.6兆円)を投資して新たな空港建設や既存の空港の近代化を計画している。
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