1月19日付英
『BBC』:「卵の価格高騰にあわせて密輸も増加」:
メキシコやカナダからの密輸は最大1万ドルの罰金となるが、米国内の価格の上昇により、外国で半額で購入できる卵の密輸が増加しているという。
国境検疫での検挙増加率は100%以上となっているという。12月米国内の卵の価格は前年比で60%上昇。農務省の統計によると、10月~12月だけでも、卵や鶏肉の検挙件数は108%となっている。...
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1月19日付英
『BBC』:「卵の価格高騰にあわせて密輸も増加」:
メキシコやカナダからの密輸は最大1万ドルの罰金となるが、米国内の価格の上昇により、外国で半額で購入できる卵の密輸が増加しているという。
国境検疫での検挙増加率は100%以上となっているという。12月米国内の卵の価格は前年比で60%上昇。農務省の統計によると、10月~12月だけでも、卵や鶏肉の検挙件数は108%となっている。
今週、米国税関と国境警備局(CBP)サンディエゴのデラオ局長は、「最近卵の密輸検挙が増えている」とツイッターに投稿。米国側の店では約8ドルだが、国境を超えたメキシコのティファナでは3ドル未満。メキシコ国境に接するサン・イシドロ地区では、高額な値段に不満な客は、国境の向こうに行ってしまうという。
メキシコ国境検問レポートによると、テキサス州エルパソの国境検問でも同様の傾向があり、卵の価格は通常6ドルだが、メキシコ側のシウダー・フアレスでは約3.4ドルとなっているという。
消費者物価指数によると、卵1ダースの価格は、昨年1月時点で1.93ドルだったのに対し、12月には4.25ドルに上昇している。
同日付米『ワシントン・イグザミナー』:「卵価格高騰の中、密輸急増」:
米国で卵の価格が上昇している中、メキシコやカナダ国境では卵の密輸摘発が相次いでいる。
サンディエゴの米国税関と国境警備局(CBP)によると、国境検疫での卵検挙が急増しているという。メキシコからの生卵の持ち込みは禁止されており、申告漏れは最大1万ドルの罰金が科せられ、検挙された卵は焼却処理されるという。
昨年10月から年末まで、米メキシコ国境検疫所での卵検挙件数は108%増加。ここ数週間でも、卵の価格が上昇するにつれ更に検挙も増加しているという。価格上昇は4300万~5800万羽が処分された鳥インフルエンザの流行によるもの。
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