サッカーのカタール・ワールドカップが11月半ばに迫っている中でFIFAや開催国カタールに対する圧力が高まっている。
世論調査は15か国の17000人の成人を対象にして行われ、73%の人たちが、FIFAに対して収益の1部を使って2022年ワールドカップのために働いた移民労働者に補償金を支払うことを希望している。
人権保護NGOの国際アムネスティによって行われた各国ごとのの世論調査でも同様に、2/3以上の人たちは、各サッカー連盟が移民労働者への人権侵害問題に関しての遺憾の意を表すべきだという意見を持つことが明らかになった。...
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サッカーのカタール・ワールドカップが11月半ばに迫っている中でFIFAや開催国カタールに対する圧力が高まっている。
世論調査は15か国の17000人の成人を対象にして行われ、73%の人たちが、FIFAに対して収益の1部を使って2022年ワールドカップのために働いた移民労働者に補償金を支払うことを希望している。
人権保護NGOの国際アムネスティによって行われた各国ごとのの世論調査でも同様に、2/3以上の人たちは、各サッカー連盟が移民労働者への人権侵害問題に関しての遺憾の意を表すべきだという意見を持つことが明らかになった。
国際アムネスティの社会公平プログラムの責任者コックバーン氏は「ワールドカップまで余すところ50日と時間が迫ってきたが、FIFAとカタール政府は、今回のスタジアムや施設の建設に貢献した数十万人の労働者たちに何らかの補償を行うべきだと主張した。
ワールドカップの施設建設のために働くアジア諸国からの移民労働者の厳しい労働条件に付いては人権保護団体などから再三、指摘されてきたが、カタール政府は事実を否定し続けてきたという。 昨年、英国の『ガーディアン紙』が行った調査によると、2010年から11年間で6500人のワールドカップ施設建設労働者が現場で死亡しているという。長時間での高温化での労働による熱中症が主な原因とされている。
今回のカタール・ワールドカップは、移民労働者の非人道的な扱いやスタジアム冷房に過大なエネルギーを使用するなど、近年まれに見る前評判の悪い大会となった。ともあれ、中東地域での初めてのワールドカップ、成功を願いたい。
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